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2023年4月26日水曜日

揺れが続く能登地震 流体の移動が関与可能性

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
河 津 桜  佐保川堤



4月11日に開かれた政府の地震調査委員会は、

2年以上にわたり活発な活動続く石川県能登

地方での地震について評価をまとめた。

2020年12月以降地震活動が活発化する傾向が

続いていたが、2022年6月にM5・4の地震が

発生して、珠洲市で震度6弱の揺れを観測。

地面が隆起する地殻変動も観測され、政府の

地震調査委員会は22年7月、地下深くにある

[流体]が関わっている可能性があるとした。

2020年12月から23年4月10日の朝までに

震度1以上の地震が306回発生し、このうち

震度3以上が45回観測された。

一連の地震の震源を再解析した結果、当初の

やや深い場所から次第に浅い場所へと移動して

いたほか、地殻変動のデータからは範囲が

次第に狭くなっていたことが確認された。

これらのことから、地震調査委員会は[今回の

活動には流体の移動が関与している可能性が

ある]とする評価をまとめた。

そのうえで、[一連の地震活動は当分続くと

考えられ、今後も強い揺れに注意が必要だ]とし、

正体がおぼろげながらみえてきたが、現在の

地震学では将来何が起こるか決定的なことは

言えないとした。

3月29日には、北緯 37.5度、東経 137.3度の

同地点を震源とする震度3の地震が3回発生。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

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