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2024年8月27日火曜日

日向灘地震の震源域に[割れ残り]存在の指摘

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
ギ ン リ ョ ウ ソ ウ



l 8月15日午後4時、南海トラフ地震臨時情報

(巨大地震注意)は、1週間を迎え終了。

8月8日に、宮崎県に日南市沖を震源とした

M7・1の地震ついて、日向灘を長年、調査して

きた京都大防災研究所宮崎観測所の教授は、

震源域が今回の地震で破壊され切らなかった

[割れ残り]が生じている可能性があると指摘。

教授は、1996年に日向灘で発生した2度の

地震と今回の地震との関連性に注目する。

1996年10月19 日23 時44分、宮崎市の東南東

約50㎞付近の深さ34 ㎞を震源とする M6.6 の

地震が発生。

この地震は1987年3月のM6・6の地震の南西に隣接。

1996年12月3日07 時18分、宮崎市の南東

25km付近の深さ35kmを震源とするM6.6 の

地震が発生。

この地震の震源地は、今回の8月8日のm7・1の

地震の震源に近い。

およそ30Km余り離れた10月19日の地震の

震源域も、同時に一気に破壊されたと考え

られていたが、余震の分布やM5クラスの

余震の少なさなどから、96年10月に発生した

地震の震源域が今回の地震で破壊されず、

そのまま残っていると判断された。

1996年には、1ヶ月半ほどの間をおいて

発生した地震が、今回も南寄りの震源域では

破壊が進んだが、北東寄りの震源域は破壊

されずに残っているため、[いずれM7程度の

地震が再び発生する可能性がある]と指摘。

日向灘では数年から10年程度の間隔で、

M6・5~M7クラスの地震が発生しており、

M7クラスの地震が再び起きると、臨時情報が

再び出される可能性につながる。

また、日向灘ではゆっくりと断層がずれる

[スロースリップ地震]の活動も活発化している。

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