l 8月15日午後4時、南海トラフ地震臨時情報
(巨大地震注意)は、1週間を迎え終了。
8月8日に、宮崎県に日南市沖を震源とした
M7・1の地震ついて、日向灘を長年、調査して
きた京都大防災研究所宮崎観測所の教授は、
震源域が今回の地震で破壊され切らなかった
[割れ残り]が生じている可能性があると指摘。
教授は、1996年に日向灘で発生した2度の
地震と今回の地震との関連性に注目する。
1996年10月19 日23 時44分、宮崎市の東南東
約50㎞付近の深さ34 ㎞を震源とする M6.6 の
地震が発生。
この地震は1987年3月のM6・6の地震の南西に隣接。
1996年12月3日07 時18分、宮崎市の南東
25km付近の深さ35kmを震源とするM6.6 の
地震が発生。
この地震の震源地は、今回の8月8日のm7・1の
地震の震源に近い。
およそ30Km余り離れた10月19日の地震の
震源域も、同時に一気に破壊されたと考え
られていたが、余震の分布やM5クラスの
余震の少なさなどから、96年10月に発生した
地震の震源域が今回の地震で破壊されず、
そのまま残っていると判断された。
1996年には、1ヶ月半ほどの間をおいて
発生した地震が、今回も南寄りの震源域では
破壊が進んだが、北東寄りの震源域は破壊
されずに残っているため、[いずれM7程度の
地震が再び発生する可能性がある]と指摘。
日向灘では数年から10年程度の間隔で、
M6・5~M7クラスの地震が発生しており、
M7クラスの地震が再び起きると、臨時情報が
再び出される可能性につながる。
また、日向灘ではゆっくりと断層がずれる
[スロースリップ地震]の活動も活発化している。
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