l 2024年08月08日 16時43分頃、宮崎県日南市
東方海上およそ20Km/宮崎市南東およそ
30Kmの深さ約30Kmの地点を震源とする
M7・1の地震が発生した。
政府の地震調査研究推進本部は、2019年に
南海トラフ巨大地震の発生想定震源断層域を.
東端は富士川河口断層帯の静岡県全域から
伊勢湾北部、紀伊半島南部から四国の中央
構造線の南部域を含み、九州の豊後水道、
日向灘北部から南西部へと拡大した。
この拡大された西の端が日南市付近となる。
今回の震源は、この西の端に当たる。
また、南海トラフ巨大地震との関連性を
分析、確認する検討会は、地震の規模を
M6・8以上としている。
2024年4月17日に、想定震源域内である豊後
水道の深さ39Kmを震源とするM6・6の地震が
発生したが、M6・8に達していないので、
検討会は開催されず、気象庁は[地震活動等に
ついては注意深く監視している]とした。
最近では、今回の地震の北方およそ50Kmで
2024年07月30日 宮崎県高鍋町東沖3~5km
付近の深さ約40Km付近を震源としたM5・2の
地震が発生している。
今年に入って、半年足らずの間に日向灘では
近接した場所を震源とする地震が相次いでおり
震源の深さも大きく変わらず、同じスラブ面が
震源となっているようだ。
かねて懸念されていたのが、日向灘での巨大
地震の発生が引き金となって、南海、東南海、
駿河湾のそれぞれのトラフが連動する四連動の
超巨大地震の発生である。
安政年間の地震のように誘発的に連鎖して
発生することもありうる。
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