9月24日午前8時すぎ、鳥島近海を震源とする
M5・8の地震があり、伊豆諸島と小笠原諸島に
一時、津波注意報がだされ、八丈島・八重根で
午前8時58分に50cmの津波を感の観測した。
この地震で震度1以上の揺れは観測はなかった。
2023年10月5日と9日に、鳥島近海を震源とする
地震でも津波注意報が発表された。
マグニチュードは、5日が6・5で、9日は観測され
なかったが八丈島・八重根で70cm津波を観測。
これらの地震の震源地は、八丈島南方約180Kmの
海底火山、スミス島(須美寿島)カルデラ。
このカルデラでは、これら以外、過去に
1984年M5・6,1996年M5・7,2006年M5・9,
2015年M5・7,2016年M5・6、2018年M5・4に
地震が発生した記録が残る。
いずれの地震でも、陸上では揺れの観測はない。
地震の発生原因は、[トラップドア断層破壊]と
呼ばれるもの。
メカニズムは、カルデラ火口壁に沿って下に
伸びる円形の断層構造(環状断層)の破壊・落下と
その直下でマグマを溜め込んだ水平な板状の
割れ目(マグマ溜り)の蓋を押し上げる開口が
同時に発生する連動現象により、海水が押し
上げられて津波となる。
気象庁は、9月19日に海上保安庁の航空機が
18日に、須美寿島付近の海面が青白色に
変色しているのを確認したとして、火山活動が
活発化している可能性があるとして、周辺
海域に噴火警報を発表していた。
須美寿島(すみすじま)は、円錐形の海底火山の
山頂部分に出来たカルデラの外輪山の一部。
海上に突き出た高さ136mの孤立した南北に
長い岩礁で、この島の北側には北西~南東を
長軸とする直径10kmのカルデラが存在する。
これらの地震は、このカルデラの縁に沿った
場所で、位置を変えながら噴出の開口部・震源と
なって繰返し発生している。
それらの位置が、トラップドア(はね上げ戸)の
開口部となっている。
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