ページ

2024年10月31日木曜日

エチゼンクラゲの来襲で漁業に大打撃

備えよ常に! 備えあれば憂いなし




水族館の水槽の中で泳ぐクラゲは、どれも

可愛らしく、宇宙遊泳をしている子供の様で

あったり、幽玄の世界を漂う天女の様で

あったりと観ていると時間を忘れる。

だが、海水浴場では身体を動かすと近寄って

来るクラゲに触れると痛い目に合う。

海では、邪魔者の印象しか持たないこの

クラゲの中には、厄介者も少なくない。

発電所の取水口や排水口に群がったクラゲで

操業に影響が出たニュースもあった。

今年は、約20年ぶりとなる巨大クラゲの

エチゼンクラゲの大量来襲で、日本海沿岸の

漁業者は大迷惑を被っている。

傘の直径が、最大では2mにもなり、重量が

150Kgにもなるエチゼンクラゲが大量発生して

おり、漁網に入ると捕獲魚の魚体を傷つけて

商品価値を失わせるだけでなく、漁網が

破けることもあるという。

網に入った大量のクラゲの始末も大仕事。

前回の大量発生後に、中華料理のクラゲ料理の

材料に利用する開発研究も進んで、用途は

開けているが、やって来た量が余りにも

多すぎて、丼にして食べても追いつかない。

主に、春先に長江の河口付近で生まれて沿岸に

沿って北上し、渤海湾付近で大きく育ち、

韓国南岸から日本海沿岸には夏ごろに接近する。

その後、海流に乗って北上して消える。

特に、地球温暖化の影響で海水温が上昇して

いるだけでなく、春先からの中国国内の豪雨に

よる増水により海に流れ込んだ栄養素で海水の

富栄養化が進み、大量発生に繋がっている。

クラゲの天敵として知られるウマズラハギが、

美味であるため高級魚の代用として乱獲されて、

数が減っていることもエチゼンクラゲ大量

発生の要因の一つだとする指摘もある。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





0 件のコメント: