地球温暖化と共に、年を追って激しさを増す
気象変動に伴う暴風雨や豪雨、洪水が多発。
2024年夏季も、各大陸の世界規模で豪雨禍が
報じられた。
だがこの中には、人工降雨に用いられる
技術である[クラウド・シーデイング(雲の
種まき)]が原因だとするケースが含まれる。
クラウド・シーデイングは、1946年に米国の
GEの化学者によって開発された技術。
湿度の高い雲の中に、氷と似た結晶構造の
ヨウ化銀などを航空機やロケット弾などで
拡散させると、雲の水分がヨウ化銀などの
粒の周りに集まり、水滴となり雨となって
地上に降るというもの。
この技術を米軍が、ベトナム戦争の際に北
ベトナム軍の動きを封じるため戦場で持ちい
たが、1978年に[軍事的又はその他の敵対的な
気候改変技術の使用禁止に関する国際条約]が
締結され発効した。
中国もこの条約に批准しているが、1960年代
から、古来から干ばつに苦しむ北西部の広大な
乾燥地帯に、この気候改変の技術を導入。
人工で雨を降らせ、耕作地を拡大させ気候
改変の技術の習得と改善に熱心に取り組み、
2020年には気候改変プログラムに従事する
スタッフは約3万5000人と世界最大規模に。
中国政府は、2023年12月に[2025年までに
気象改変プログラムの対象地域を、これまでの
5倍の550万Km2超に拡大する]方針を発表。
これは、中国国土面積の5割以上にも相当。
クラウド・シーデイングに使用されるヨウ化銀は
毒性を有するが、中国当局は[使用量はわずかで
あり人体に害はない]としている。
だが、1回の使用量は僅かであっても、広大な
面積に大規模に、継続的に使用する中国の
前代未聞の方針に、健康面も含め懸念の声が
上がっているが、中国政府は[天候に影響を
与えるのは短時間で非常に限定的である。
世界の気候に影響を与えるというのは誤解だ]と
反論している。
気象の世界では[ブラジルの1匹の蝶の羽ばたきが
テキサスで竜巻を引き起こす]とする[バタフライ
効果]が指摘されている。
気象の世界では、わずかな人為的介入によって
気象の状態が激変することがありうる。
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