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2024年10月24日木曜日

中国 人工降雨を国土半分以上へ拡大に懸念

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
ラ ン タ ナ



地球温暖化と共に、年を追って激しさを増す

気象変動に伴う暴風雨や豪雨、洪水が多発。

2024年夏季も、各大陸の世界規模で豪雨禍が

報じられた。

だがこの中には、人工降雨に用いられる

技術である[クラウド・シーデイング(雲の

種まき)]が原因だとするケースが含まれる。

クラウド・シーデイングは、1946年に米国の

GEの化学者によって開発された技術。

湿度の高い雲の中に、氷と似た結晶構造の

ヨウ化銀などを航空機やロケット弾などで

拡散させると、雲の水分がヨウ化銀などの

粒の周りに集まり、水滴となり雨となって

地上に降るというもの。

この技術を米軍が、ベトナム戦争の際に北

ベトナム軍の動きを封じるため戦場で持ちい

たが、1978年に[軍事的又はその他の敵対的な

気候改変技術の使用禁止に関する国際条約]が

締結され発効した。

中国もこの条約に批准しているが、1960年代

から、古来から干ばつに苦しむ北西部の広大な

乾燥地帯に、この気候改変の技術を導入。

人工で雨を降らせ、耕作地を拡大させ気候

改変の技術の習得と改善に熱心に取り組み、

2020年には気候改変プログラムに従事する

スタッフは約3万5000人と世界最大規模に。

中国政府は、2023年12月に[2025年までに

気象改変プログラムの対象地域を、これまでの

5倍の550万Km2超に拡大する]方針を発表。

これは、中国国土面積の5割以上にも相当。

クラウド・シーデイングに使用されるヨウ化銀は

毒性を有するが、中国当局は[使用量はわずかで

あり人体に害はない]としている。

だが、1回の使用量は僅かであっても、広大な

面積に大規模に、継続的に使用する中国の

前代未聞の方針に、健康面も含め懸念の声が

上がっているが、中国政府は[天候に影響を

与えるのは短時間で非常に限定的である。

世界の気候に影響を与えるというのは誤解だ]と

反論している。

気象の世界では[ブラジルの1匹の蝶の羽ばたきが

テキサスで竜巻を引き起こす]とする[バタフライ

効果]が指摘されている。

気象の世界では、わずかな人為的介入によって

気象の状態が激変することがありうる。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





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