9月13日から、低気圧による暴風雨[ボリス]に
より欧州中東部に集中豪雨が発生し、各国で
河川氾濫や洪水による大きな被害が発生した。
ポーランド、チェコ、オーストリア、スロ
バキアなどのほか、ハンガリーやドイツなど
でも豪雨による被害が出た。
これらの大雨が降った地域では、6ヶ月間の
降水量が1週間にわたって降り続いたという。
特に、チェコとポーランドをつなぐ国境
地域では、4日間464mmの降雨量を記録する
豪雨で深刻な被害がでた。
中欧全域の水害損失額は、総額で1570億円
規模に上るとされている。
この暴風雨の発生原因は、温顔化に伴う
地中海や黒海の海水面温度の上昇により
発生した大量の水蒸気が、ジェット気流の
蛇行に伴い北極から冷たい空気が欧州に
南下して来て、中欧上空でぶっつかったことに
より100年以上に一度という大嵐が発生した。
ドイツ南部を水源として、オーストリア、
ハンガリー、ルーマニアなど10ヶ国以上を
流れて黒海に注ぐドナウ川は、ヨーロッパで
2番目の太河だが、この川の流域で大規模な
氾濫により各所で家屋や町が浸水被害が発生。
幾度となく洪水に苦しめられてきたオース
トリアのウィーンでは、19世紀後半にハプス
ブルク家がドナウ川河岸の大改修を行い、
大堤防のほか、ノイエドナウと呼ばれる
遊水地が設けられた。
今回の洪水では、溢れる水をこのノイエ
ドナウに流してウィーン市街を洪水から守った。
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