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2024年10月2日水曜日

相次ぐダムの決壊 国内ではため池が危険

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
椿  平野神社



l アフリカのスーダン東部のポートスーダンの

北約40kmにあるアーバートダムが、8月25日に

降り続いた大雨による増水で決壊。

国連や地元当局などによれば、ダム下流域の

20の集落が壊滅し、少なくとも30人が死亡し、

150~200人が行方不明になっているという。

前年の23年9月11日、地中海に面したリビアの

港湾都市デルナ市が、2つのダムの連続決壊に

よって、6800に以上の死者と1万人を超える

とも伝えられる大災害が発生したばかり。

日本国内では、信頼性が高い維持管理が

行われているので突然の決壊の心配はない。

だが、地震や大雨により決壊が懸念されて

いるのが各地に在る灌漑用のため池。

2011年の東北地方太平洋沖地震の際には、

福島県内にあった約4000ヶ所の溜池のうち、

8%に当たる320ヶ所が損壊している。

地震や大雨によるため池決壊予防のため、

決壊した場合の浸水区域に家屋や公共施設等が

存在し、人的被害を与える恐れのあるため池

には、[防災重点ため池]基準が定められている。

[ため池から100m未満の想定浸水区域内に

家屋、公共施設等があるもの、ため池から

100m以上500m未満の浸水区域内に家屋、

公共施設等があり、かつ貯水量1000㎥以上の

もの]が対象となる。

大阪府には、ため池が3902ヶ所あり、その

うち[防災重点ため池]は2486ヶ所に上る。

南海トラフ巨大地震が迫るとされる中、

ため池の維持管理・監視体制強化が求められる。

1854年に発生した伊賀上野地震(M7・3)で

現在の奈良市の古市地区に在った山間部の

谷合に並んでいた3つのため池が連続して決壊。

発生した洪水・土石流で下流の400戸ほどあった

村が壊滅し、死者が67名出たと伝える。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

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