全国農業協同組合連合会(JA全農)などで構成する
米穀安定供給確保支援機構は11月4日、
取引関係者から聞き取ったアンケート調査
結果を公表した。
価格見通しを、現状で推移するレベルを50とし
価格が[安くなる]や[やや安くなる]の回答が
多いと50を下回る数値で評価。
調査結果では、今後3カ月の主食用米の価格
見通しを示す11月の指数が、前月から一気に
7ポイント下落し、32になったと発表した。
随意契約による備蓄米を放出した直後よりも
低い水準で、先安感がいっそう強まった。
米価下落の見方が強まった背景には、在庫が
徐々に積み上がっていることがある。
農水省によると、10月末の出荷・販売段階の
民間在庫量は前年同月比62万トン増の306万トン。
12月2日、コメ卸売りの大手業者は、新潟
市内で開かれた米生産者大会の講演で、
現状で推移すれば、米価格が暴落するのは
間違いなく、どこまで暴落するかは判らないが、
かなり暴落する可能性があると語った。
見通しでは、令和8年6月末の民間在庫量は、
215~229玄米トンとされている。
もし、229万玄米トンに達した場合、最も
在庫水準が高かった平成27年の226万トンに
匹敵する在庫量となる。
コメの過剰感、先安観が強まる中、商社系の
集荷業者が集荷キャンセルなどで撤退が相次ぐ。
JA全農の高い概算金提示で火が付いた集荷
合戦に踊らされて、高い価格の在庫を抱え
込んでいる流通業者は、これから始まる
下落相場で地獄を見ることになる。
需要家を苦しめ、泣かせてきたツケを払う番だ。
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