地溝帯とは、ほぼ平行に走る断層によって
区切られ、周囲よりも陥没してできた帯状の
地形をいう。
地溝帯は、陸地が両側に引っ張られて分離する
際に形成される大規模な地溝であり、大陸では
プレート境界ともなる。
大陸の地溝帯は、地球内部のマントルの上昇流
(マントル・プルーム)によって大陸が引き
裂かれることで形成される。
その規模は、 幅35~100km、総延長7000km
にも及ぶものがある。
*アフリカ大地溝帯は、グレート・リフト・
バレーと呼ばれ、シナイ半島の両側面から
アフリカ大陸のシブチ、エチオピアを通り
モザンビークまで南北に縦断する巨大な谷と
なっており、総延長は約7000kmに及ぶ。
アフリカ大地溝帯には、陸上の最低点である
死海(死海トランスフォーム断層)やアフリカ
最高峰のキリマンジャロ(5895m)が存在する。
*ライン地溝帯: ヨーロッパに位置する。
*バイカル地溝帯: シベリアに位置する。
九州の活発な地震活動は別府から雲仙に至る
別府ー島原地溝帯に沿って発生する。
震源メカニズムは、およそ南ー北方向伸張する
軸をもち、この地域で起こる地震は地殻が
南北に引っ張られて生じていることを示す。
別府ー島原地溝帯の西端にある雲仙地溝では
年間約1・4㎝ずづ南北に広がっていることが
地殻変動の観測データで突き止められている。
別府-島原地溝帯は、島原半島から熊本、阿蘇
火山 、九重火山群 、由布 鶴見火山群 、別府へと
幅20~30kmで長さが約150kmあり、東は
日本最大の断層帯である[中央構造線]に繋がる。
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