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2025年7月25日金曜日

テキサス州洪水被害 機能しなかった危機管理

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
石 斛 の 花



7月4日に、米テキサス州カー郡で発生した

大規模洪水から1週間後で、死者数が120名、

行方不明者が160人と発表されている。

被災地では、2000人を超える人員が投入され、

捜査が続けられているが、捜査地域が広範囲に

及び、堆積した瓦礫や流木などで捜査は難航。

現地では、米国連邦緊急事態管理庁(FEMA)の

対応の遅れだとする批判も上がっている。

トランプ政権によるFEMAの組織縮小と予算

削減が、緊急時の対応力の低下を招いたとの

指摘も相次ぐ。

トランプ政権下で正規職員が3分の1に

削減され、経験豊富な管理職の多くが組織を

離れたことも要因とする報道もある。

FEMAを監督する国土安全保障省の長官は、

約1500万円以上の外部契約については、

長官の承認が必要とする新たな規定を設けた。

今回の洪水発生後、FEMAは緊急人員と機材を

現地に投入するために長官の承認を得る必要が

あったが、承認は事故発生から72時間後だった。

FEMAは、1979年に設立された組織で、災害

発生時には地域当局の要請に応じて連邦

レベルでの救助・支援・復旧活動を行っている。

被災地一帯には、数多くのキャンプ場などの

施設が存在するが、緊急時に警報などを

伝える初歩的な伝達網が存在しなかったか

機能しなかったことが大きな問題だろう。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





2025年7月24日木曜日

米テキサス州の大規模洪水で犠牲者多数発生

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
シ ャ ガ



7月4日の未明に、米テキサス州のカー郡一帯で

豪雨による大規模な洪水が発生した。

2時間ほどの間に、河川が急速に増水し、

水位は9mにも達したとされる。

カー郡に存在する急勾配な丘陵地帯では、

複数の川が縫うように流れている河川流域

一帯で大規模な被害が発生した。

グアダルーペ川周辺にはキャンプ場が18ほど存在。

このうちの少なくとも12ヶ所が被害を被った。

犠牲者が最も多いカー郡の中では、カービルや

ハントといった川沿いの町を中心に数十キロに

わたって被害が発生した。

8日に州知事が明らかにした報告では、

死者数が173人とされており、160人以上の

安否が確認できていないとされる。

全米の国立気象局を管轄する米海洋大気局の

データベースによると、カー郡内では過去

30年間で洪水が100件ほど発生している。

豪雨があれば、瞬時に河川が増水し、洪水と

なる地帯であることが判る。

被害は、特にカー郡に集中しており、郡内の

女子キャンプ場に増水した川から溢れ出た

水が押し寄せたため、子供28人を含多数の

犠牲者が出たとされる。

何故このような大規模な災害になったのか?

カー郡の行政責任者は、これほど深刻な洪水が

起きるとは、予想外だったとする。

各地の気象予報事務所(WFO)は、嵐発生に

向けて適切なタイミングで予報や警報を

出していたとする。

だが、適切な洪水警報が出されていたのか、

またなぜ事前に避難が行われなかったのか、

などと疑問の声が上がっている。

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2025年7月23日水曜日

コメ価格6週連続下落も末端には未だ届かず

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
馬 酔 木



農林水産省は、7月7日に全国のスーパー

約1000店舗で6月23~29日に販売された

コメ5キロ当たりの平均価格が、前週より

129円安い3672円だったと発表した。

下落は6週連続で、3600円台は1月27日~

2月2日の週以来21週ぶりの価格帯。

100円超の下落は3週連続で、随意契約に

よる政府備蓄米の販売が増えたことが平均

価格の低下につながった要因だとする。

平均価格は前年同時期比で62・8%高。

ただ、前年同時期との価格差は1416円と、

昨年10月以来の水準に縮小した。 

だが、関西の都市に所在する一般のスーパー

マーケットでは、ガラガラであったコメの

棚には、どこから来たと思えるほどの多くの

銘柄米が、積まれているようになった。

だが、備蓄米は依然として見当たらず、

一般銘柄米は依然として5Kg当り4000円前後で、

中には1週間ほど前より200円ほども値上がり

した銘柄もあり、値下がり感はない。

コメの販売価格は、[西高東低]の傾向にあると

報じられているが、関東・東北地域よりも

近畿圏は400~500円は高い相場になっている。

備蓄米の放出も、保管倉庫が北に偏っている

ためか、入札が行われてから4ヶ月以上経っても

未だ、一般のスーパーの店頭には姿がない。

農林水産大臣は、6月末の閣議後の会見で

[コメは産地からの距離や人件費、それに

販売にかかるコストが地域ごとに異なる。

随意契約による備蓄米の売り渡しの場合、

小売業者が指定する精米所まで国の負担で

輸送しているので、比較的地域差は少なく

なっている]と述べている。

今しばらく待てとのお聡しだが、近畿・四国は

[ウドンどころ]、待てど暮らせど届かぬ安価な

備蓄米に、高いコメなんか食ってられるかの

声も高まるばかり。

コメ離れは関西から。

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2025年7月22日火曜日

中國 底辺社会での不況の象徴[地溝油]復活

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マンサク



かって、中国社会で大きな問題になった

下水から流れ出て来た廃油を採集して、

再製後に食用油として販売する[地溝油

(ドブ油)]が、再出現しているというのだ。

[地溝油]は、料理店や家庭から捨てられた

食用油だけでなく、町工場からの機械油や

ディーゼルオイルが表面に溜まって浮いて

いる下水溝から、マンホールの蓋を開けて

汲み取って、食用油として再製販売され、

料理店などで再利用されて、健康を害する人が

続出した事件で、大きな社会問題となった。

現在でも、[地溝油]の採集や再製は、一部で

組織的に行われ、専ら、バイオ燃料や石鹸、

ゴム、化粧品などに再利用されている。

だが、この食材用には適さない地溝油が

安価な食事を求める人たちに、安い食事を

提供するために、再び使用されるように

なっているとの指摘が出されているのだ。

四川省成都市市場監督管理局は、深夜に

マンホールから半湯を回収している3人組を

摘発し、もし、食用油に再利用する目的

だったら処罰すとかたっている。

下水油が再利用されているとなれば、外食で

安い食事をとっている人にとっては大問題。

自分だけ良ければ、他人はどうなっても良いと

する、最低の社会のルールすら守れない人が

出てくる世の中に嘆きの声。

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2025年7月21日月曜日

関東地方で[ゲリラ雷雨]増加 台風も異常行動

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ラ・フ ラ ン ス 



2025年の夏は、6月上旬に西日本で梅雨が

開けるなど、早い梅雨明けと共に猛暑が来襲。

それと共に、熱帯地域並みの激しい雷雨が

頻発し、時には線状降水帯を形成し豪雨による

被害も頻発。

7月10日には、気象庁は11時前に夕方から

東京都心を始め、関東地方各都府県に対し

[線状降水帯]発生の可能性があり、豪雨による

災害の危険度が急激に高まる可能性があると発表。

関東地方北部・甲信地方から関東南部にかけて

100~120mm降水量があるとした。

予報通り、都心で帰宅時の豪雨で交通網が

混乱し、関東地方で八高線や井之頭線などで

運休が発生し、目黒川が[氾濫危険水位]に。

専門家は、関東地方では以前より海から湿った

暖かい空気が関東に入るようになったことで

雷雲の強度が増しており、24年の関東地方の

雷の発生数は、過去10年の平均の1.5倍を

記録しているという。

この原因の一つに、例年より偏西風が北寄りに

蛇行していることと、温暖化で高温化した

海水の北上で、高い海水面温度での水蒸気増加。

関東平野の奥まで、温かい湿った空気が

流れ込んで、ゲリラ雷雨を頻発させている。

また台風も、日本近海で多く発生するように

なり、偏西風が北寄りに蛇行しているため、

日本付近は弱風域となり、上空の風の流れが

遅くなると、台風の動きも遅くなり、24年の

台風10号(2410:サンサン)のように、日本

国内をうろうろと物見雄山する台風まで

やって来るようになる。

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2025年7月18日金曜日

日本の南海上に[モンスーンジャイア]発生か

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薔  薇



今夏は、日本の南の海は、2016年の夏に似た

状況になり、8月には台風が多発し、再び

北海道にも上陸することになるのではという。

今年は6月11日午前に、南シナ海で台風1号が

発生し、史上7番目に遅い台風発生となった。

2016年の台風第1号の発生は、7月3日で史上

2番目に遅い発生だった。

エルニーニョ現象が終わりラニーニャ現象に

移行する時期に当たり、太平洋高気圧が東経

150度以東に在り、日本の南海上に巨大な

低圧部が形成された。

8月に7個の台風が、日本近海で発生しては

1週間に3個の台風が北海道に上陸した。

この夏は、日本の南海上にインド洋東部から

吹き込む西~南西の風(季節風:モンスーン)が

吹き込む一方で、太平洋高気圧から吹き出す

東よりの風が合流し、南海上に反時計回りの

大規模な風の循環(季節風の渦)が作られれる。

これをモンスーンジャイア(モンスーン渦:

monsoon gyre)と呼ぶ。

16年8月の台風は、このモンスーンジャイアの

中で次々と発生した。

現在、日本の南海上では、このモンスーン

ジャイアが形成されつつあると気象学者が

指摘し、注意を呼び掛けている。

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2025年7月17日木曜日

まだ7月なのに何故こんな暑い日が続くんや

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ミ  ツ バ ツ ツ ジ



2025年の西日本の梅雨は、例年より20日ほども

早く明けて、これまた暑さも例年にない早い

時期に連続猛暑日が続く、凄まじさを伴って

西日本から、関東地方へと広がった。

何故このような猛烈な暑さが続くのか、

専門家は日本付近の近海で起こっている

海水温異常にあると指摘する。

日本では、6月下旬が日射量が一番多い。

この時期に晴が続くと海水温が急上昇し、

暖かい空気の吹込みで猛暑が強く、また

長引くとする。

問題なのは、地球温暖化で世界中の海面水温が

急上昇しているが、世界中で最も上昇している

のは、日本近海の海面水温だという。

年間を通して日本で日射しが一番強いのは

太陽が真上近くに来る夏至の6月下旬、そして

一番気温が高い時期は8月上旬で、この時期に

夏季の記録的猛暑が発生する。

海面水温は、陸上より1ヶ月ほど遅れて異常な

ほど高温となり、記録的猛暑を産み出す

要因となる

更に、空気は圧縮すると温度が上がる。

下降気流に伴う断熱圧縮による昇温現象が

起り、地表の温度が上昇する。

日本でも偏西風の蛇行して、北に偏ることで、

夏の高気圧が日本を覆い、下降気流が熱と

水蒸気を地面付近にこもらせる高温多湿の

蒸し暑い状態のヒートドームが発生する。

だが、米国のヒートドームに比べ湿度が

高い、蒸し暑い状態となり米国よりも質が悪い。

2023年春、世界中の海面水温が急上昇し、

その後も観測史上最高温度を更新し続けている。

海水温は、元に戻らず、上昇したままの状態が

続き、25年も前年と同じような水準で推移。

今夏も、暑さから逃れられない理由だ。

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