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2024年11月22日金曜日

富士山の次の噴火は宝永噴火レベルになる

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
睡 蓮 の 池



南海トラフ巨大地震が発生すれば、9割方は

噴火するとの指摘が出されている富士山。

火山学者の研究では、富士山の地下では毎年

マグマが蓄え続けられており、現在噴火待ちに

なっているマグマの量は、約0.3立方Kmで

東京ドーム240杯分になるという。

これが一気に爆発的に噴火すれば、1707年の

宝永地震後に噴火した宝永噴火の規模になる。

富士山の誕生は、数十万年前から20万年前ごろ

までは、[小御岳(こみたけ)]と呼ばれる火山が

噴火活動を繰返していた。

その後、10万年前までの噴火で、現在のような

形状のコニーデ型の古富士山に成長した。

更に、噴火を繰返しながら1万年前ごろには

現在の新富士山が誕生した。

多くのマグマを噴出しながら成長してきた

富士山は、約3200年前を境にして噴出量が

減少し、それまで1000年あたり約2立方Km3で

あった噴出量(噴出率)は半分の約1立方Kmに。

富士山は、1707年の宝永噴火以来、およそ

300年間もマグマを噴出していないので、

地下で1000年あたり約1立方Kmのペースで

マグマが蓄積されて来ていると、現在地下には

およそ0・3立方Kmのマグマが溜っている

ことになるとしている。

雲仙普賢岳が、1991年から4年半かけて噴出した

マグマの3倍ほどの量になるとし、もし、

これだけの量が一気に噴出すれば宝永噴火の

ような大噴火になると指摘。

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2024年11月21日木曜日

[社会主義の勝利]がもたらした自然環境破壊

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
キ バ ナ コ ス モ ス



アラル海は、年間降水量が200mm未満の

砂漠の中にあり、北から流量が少ない方の

シルダリアはアラル海の北部のカザフスタン

から流入し、現在は僅に形を止める小アラル

海の主な水源となっているが、シルダリヤ川も

流域での灌漑用の取水により、僅かな水量が

残るのみになっている。

大アラル海の主な水源だったアムダリヤ川は、

シルダリアとともにパミール高原・ヒン

ドゥークシュ山脈などを水源として、アラル海に

流入していたが、現在はアラル海まで到達して

おらず、途中で消えてしまった。

主な原因はソ連邦時代、トルクメニスタンに

開削された世界最大の灌漑および水道用運河。

この運河は 1,375 km 以上に渡り航行可能であり、

年間 13 km³ の水をアムダリヤ川から取水して

トルクメニスタンのカラクム砂漠を横断。

この運河によって周辺に綿花のモノカルチャー

大農場の建設を推進し[砂漠を緑豊かな農地に

変えた『社会主義の勝利』である]として

大いに喧伝された。

だが、運河は手掘りによる掘削で、河床の

防水対策がなされていない原始的な工法で

構築されたため、流れ込んだ水の半分が

灌漑目的地に至る前に地下への浸透で失われ、

また、地下水位の上昇により大規模な塩害を

引き起こし、開発された農地も塩害により

現在では広範囲にわたって放棄されている。

豊かな湖であったアラル海を死の湖とした。

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2024年11月20日水曜日

消滅した世界だい4位の湖 アラル海

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
茗  荷



カスピ海の東、カザフスタンとウズベキス

タンにまたがって、1960年現在で世界4位の

面積を持つアラル海が存在していた。

アラル海はサケやチョウザメなどの在来種に

加えて外来種も放流され、年間4〜5万tの

漁獲高がある豊な湖であった。

アラル海の水源は、アムダリヤ川とシル

ダリヤ川の2つの河川にのみ依存しているが、

この両河川の流域でソ連邦時代から始まった

綿花栽培が盛んになり、灌漑用に川の水が

利用され、瞬く間に水位が下がり、両河川

共に涸れ川となってしまった、

1990年代には、残されたアラル海南部の

湿地も干上がり、2000年に狭められた湖の

水の塩分濃度が海水の2倍の7%まで上がり、

現在は塩分の高い水が僅に溜まっている

死の湖と化し、生態系は完全に破壊されている。

アラル海消滅は[20世紀最大の環境破壊]とされる。

アラル海は、1960年当時は湖面面積が6万

8000km2 日本の東北地方ほどの面積をもつ

内海でカザフスタンとウズベキスタンに

またがる湖だが、1991年のソ連崩壊まで

旧ソ連が統治下にあった。

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2024年11月19日火曜日

米酪農場で鳥インフルH5N1型の感染拡大  

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酔 芙 蓉



米疾病対策センター(CDC)は2024年5月に、

南部テキサス州の酪農場で、乳牛との接触で

感染したとみられる労働者が確認されたと発表。

[人以外の哺乳類から人に感染した世界初の

報告例]とみられている。

検出されたのは、高病原性鳥インフルエンザ

ウイルスH5N1型

米国では3月以降、12州で乳牛など家畜の

感染が確認されていた。

乳牛が感染した酪農場での患者は、その後も

中西部ミシガン州などで見つかり、7月8日

時点で合計4人となっている。

4人は軽症で、抗ウイルス薬の服用などで回復。

ウイルスがパンデミックを起こすには、

①人に簡単に感染する能力を獲得すること

②人から人へ簡単に感染すること

③重大な病気を引き起こすこと-が必要とされる。

米政権は7月に、新たにワクチン開発を支援する

ため米モデルナ社に1億7600万ドル(約268億円)を

拠出すると発表した。

今の所は、感染牛の死亡例は少ない。

だが、ウイルスに汚染された生乳を飲んだ

畜舎のネコの中には、失明や脳腫脹を発症した

ネコが居るほか死亡例も報告されている。

CDCは[現時点で一般の人の感染リスクは低い]と

しているが、感染した動物や乳、ふんなどに

触れる場合はリスクが大きくなると注意を喚起。

CDCは、感染予防のため[生乳を飲む人は、

口、喉、鼻、肺を通じてウイルスに感染する

理論上の可能性がある]と警告した。

しかし、警告直後には、生乳の売り上げが

急増するという逆転現象が起きた。

お上からの行動規制や指導に反発する人や

米政府機関や現政権に[反感]を抱く層が

売り上げを押し上げた可能性があるという。

[米国人は指図されるのが嫌いで、政府を

信用しない人が多い]との指摘も。

専門家は、米国人のこうした頑迷な態度が

原因でパンデミックになるかも知れないと嘆く。

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2024年11月18日月曜日

世界最大の湖カスピ海の湖面が急速に縮小

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彼 岸 花



東アジアに在るカスピ海は地球最大面積を

持つ内海であり、日本国土の1・5倍の広さ。

その海岸線の総延長は約6400Kmにおよび、

カザフスタン、イラン、アゼルバイジャン、

ロシア、トルクメニスタンの5ヶ国が接する。

これらの国々は、漁業、農業、観光、飲料水、

そして主変の地下には石油とガスを埋蔵し、

船便による交易もカスピ海に依存している。

この多くの人々が生活を依存しているカスピ

海が急速に干上がりだして、湖の面積が縮小。

流入する河川でのダム建設や過剰採水、汚染、

更には地球規模の人為的な温暖化がカスピ海の

危機に拍車を掛けていると専門は警告。

カスピ海には、130の川が流れ込んでいるが、

流入する水の約80%は、ロシア中部と南部を

蛇行しながら流れるヨーロッパ最長の川、

ボルガ川がもたらす。

カスピ海の水位は1990年代半ばから低下し

はじめ、2005年以降はその速度が増し、

約1・5m低下。

このままでは、今世紀までに最大30m低下する

可能性があるとする研究者もいる。

カスピ海にのみ生息している絶滅危惧種

カスピカイアザラシのカスピ海北東部にある

一つの休息場では、09年に2万5000頭が

確認されたが、20年の春には1頭も観察

されなかったとの報告もあり、既に生物界では

大きな異常が発生している。

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2024年11月16日土曜日

中国 特許申請数だけでなく論文引用数も世界一

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祠 の 紅 葉



中国は、特許申請数では世界一である。

また、学術論文の引用数も世界一という。

毎年、特許申請数で世界一である科学大国で

あるにも拘らず、ノーベル賞受賞レベルと

して世界に知られる研究が公になったことが

ない上、特許延長の再申請がほとんどない

ということは、最初から無用な雑物特許

申請であったことを意味する。

世界一を誇示するために政府が特許申請に

まで補助金を出している結果である。

学術論文の引用数も、中国国内の学者の

論文の引用が62%を占め、米国の24%に

比べて突出して多い。

海外の学者との共同研究論文やレベルの

高い外国の研究論本分を深く読んでいないのだ。

論文の発表件数の多寡が研究者の地位を

左右する国なので、数を発表すれば評価が

上がるのが中國。

従って、自国内で相互交換的に引用し会って

論文発表数を競っているのだ。

他方、外国の研究者が中国の学者の論文を

引用する例はほとんどない。

レベルの低さもあるが、根拠の乏しい似非

論文であった場合は、大変な目に合うことに

なるからだとされる。

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2024年11月15日金曜日

10月末 スペイン東部 集中豪雨で大洪水

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百 日 紅



10月末、スペイン南東部バレンシア州を

中心に集中豪雨が発生した。

30日には、豪雨は収まったが、気象当局は

同州の北方、カタルーニャ州の州都バルセ

ロナとその周辺に大雨・強風警報を出した。

スペイン気象当局によると、バレンシア州

西部山麓地域では、29日に8時間の雨量が

480ミリを超え、大量の水が東方に位置する

バレンシア市や海岸部を襲った。

沿岸の干拓地域では沿岸から10Km近い

内陸まで水没し、一帯が海に変貌。

地元メディアは、洪水で橋が流され、各所で

住宅が水没し、道路が寸断されていると伝える。

スペイン国内の水害としては、過去50年で

最悪の規模だとし、10月末現在158人の

死亡が確認されている。

今年夏、スペインでは気温40度を超える

猛暑が続き、地中海の水面温度は28度に上昇。

専門家は、今回の豪雨の原因は、この猛暑で

地中海からの湿った空気が上空に滞留し、

雨雲を発達させたとしている。

欧州では、9月中旬に暴風雨[ボリス]による

欧州中東部の集中豪雨で、ドナウ川が氾濫

するなど大きな洪水被害が発生した。

10月2日に大西洋の真ん中で発生した熱帯

低気圧が、カテゴリー4の猛烈ハリケーン

[カーク(Kirk)]となり欧州に接近。

カークの進路に当たるイベリア半島のスペイン

北西部やポルトガルの大西洋岸では上陸に

備える対応に追われた。

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