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2025年7月16日水曜日

夏季に多発するリチウム電池の発火事故

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
山茶花



リチウムイオン電池が、パソコンや携帯電話、

更には、ハンディファンまで手近な器具に

使用されるにつれて、電池の事故が増加。

消防庁の報告では、2024年(令和5年)中の

バッテリー及びバッテリーを 含めた電気用品に

使用されているリチウムイオン蓄電池から

発生した火災が、製品火災182件のうち

62件と3分の1を占め、増加傾向にあると指摘。

2024年の1年間に製品評価技術基盤機構

(NITE)に報告された事故は492件で、前年より

77件増えてこれまでで最も多くなった。

24までの過去5年間では併せて1860件の事故が

報告されていて、このうちおよそ85%が

火災につながっている。

月別では8月が228件で最も多く、次いで7月の

212件、6月が201件と気温が高くなる夏場に

多発している。

住宅などの火災原因の15%ほどがリチウム

電池発火で、延焼面積では2番目にも。

NITEが発表した24年までの5年間の製品別の

事故発生件数では、

▽モバイルバッテリーの361件(19.4%)、

▽電動アシスト自転車が202件(10.9%)、

▽充電式電動工具が171件(9.2%)、

▽充電式掃除機が157件(8.4%)、

▽ノートパソコンが134件(7.2%)、

▽ポータブル電源が110件(5.9%)、

▽スマートフォンが102件(5.5%)。

リチウムイオン電池が多様な製品に使われて

いることを反映して、[その他]が623件と

全体の3分の1を占めている。

このうちの40件の内には、最近使用が急速に

広がっている充電式の携帯型扇風機(ハンディ

ファン)や小型のファンが付いた作業服の

電池発火事故も増加傾向にある。

リチウム電池発火原因は、電池への衝撃と

高温環境、電池自体の不良などが多い。

こうしたリチウム電池発火事故増加を受けて、

総務省消防庁は、24年6月に第1回目の

[リチウムイオン蓄電池に係る危険物規制に

関する検討会]を開催し、対策に乗り出した。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

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