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2025年7月4日金曜日

6月中旬 早くも猛暑続き コメはどうなる

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
ギンリョウソウ 春日山原始林



6月10日に、関東甲信と北陸地方の梅雨入りが

発表されて、西日本全域が梅雨入りした。

だが、これも束の間で1週間足らずして、

西日本は、真夏並みの猛暑続きに見舞われた。

17日には、山梨県と愛知県、三重県、和歌山県、

福岡県には、熱中症の危険性が極めて高くなる

として[熱中症警戒アラート]が発表された。

気象庁によると、全国的に厳しい暑さとなった、

のは、日本列島が勢力を強める太平洋高気圧と

それより上層にあるチベット高気圧との

[ダブル高気圧]に覆われたのが原因と説明。

高気圧から吹き降ろす、暖かい空気が気温を

上昇させて、猛暑となる。

専門家は、例年より1ヶ月早く、真夏によく

見られる気圧配置になっており、海水温と

気温が高いのは世界的な傾向で、影響は

今後も続くと話す。

気象庁は、懸念されている[ラニーニャ現象]が

発生すると、日本近海の水温が上がり猛暑と

なると指摘しているが、現実化しそうな雲行き。

この時ならぬ早い時期からの猛暑、コメの

作況にどのような影響をもたらすのか。

多くのコメ農家は、コメ価格の高騰要因だけで

なく、高温によるダメージを受けないように

早めに田植えをしているようだ。

コメの銘柄の中で、特に高温に弱い銘柄品種

名と作付け割合、産地は次のようになる。

 銘 柄  作付け割合 主要産地

コシヒカリ 33.1% 新潟・茨城・栃木

ヒノヒカリ 7.4% 熊本・大分・鹿児島

アキタコマチ 6.7% 秋田・茨城・岩手

ナナツボシ 3.3%  北海道

ユメピリカ 1.9%  北海道

キヌヒカリ 1.8%  滋賀・兵庫・京都府

銘柄米上位10位の中で、高温耐性に弱い銘柄が

6種類あり、作付け合計で54.2%も占めている。

2025年産米の収穫量は679万トンであったが、

25年産の収穫量の見込みは、前年比40万トン

増の719万トンとされている。

もし、高温で収穫量が5%も減少すれば、

増産予定分の殆どが消える。

現在の深刻なコメ不足が続くこととなる。

既に、青田買いも盛んになって来ており、

投機的な動きも活発化しているという。

正常な流通を乱す取引は、厳正に規制すべきだ。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





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