6月10日に、関東甲信と北陸地方の梅雨入りが
発表されて、西日本全域が梅雨入りした。
だが、これも束の間で1週間足らずして、
西日本は、真夏並みの猛暑続きに見舞われた。
17日には、山梨県と愛知県、三重県、和歌山県、
福岡県には、熱中症の危険性が極めて高くなる
として[熱中症警戒アラート]が発表された。
気象庁によると、全国的に厳しい暑さとなった、
のは、日本列島が勢力を強める太平洋高気圧と
それより上層にあるチベット高気圧との
[ダブル高気圧]に覆われたのが原因と説明。
高気圧から吹き降ろす、暖かい空気が気温を
上昇させて、猛暑となる。
専門家は、例年より1ヶ月早く、真夏によく
見られる気圧配置になっており、海水温と
気温が高いのは世界的な傾向で、影響は
今後も続くと話す。
気象庁は、懸念されている[ラニーニャ現象]が
発生すると、日本近海の水温が上がり猛暑と
なると指摘しているが、現実化しそうな雲行き。
この時ならぬ早い時期からの猛暑、コメの
作況にどのような影響をもたらすのか。
多くのコメ農家は、コメ価格の高騰要因だけで
なく、高温によるダメージを受けないように
早めに田植えをしているようだ。
コメの銘柄の中で、特に高温に弱い銘柄品種
名と作付け割合、産地は次のようになる。
銘 柄 作付け割合 主要産地
コシヒカリ 33.1% 新潟・茨城・栃木
ヒノヒカリ 7.4% 熊本・大分・鹿児島
アキタコマチ 6.7% 秋田・茨城・岩手
ナナツボシ 3.3% 北海道
ユメピリカ 1.9% 北海道
キヌヒカリ 1.8% 滋賀・兵庫・京都府
銘柄米上位10位の中で、高温耐性に弱い銘柄が
6種類あり、作付け合計で54.2%も占めている。
2025年産米の収穫量は679万トンであったが、
25年産の収穫量の見込みは、前年比40万トン
増の719万トンとされている。
もし、高温で収穫量が5%も減少すれば、
増産予定分の殆どが消える。
現在の深刻なコメ不足が続くこととなる。
既に、青田買いも盛んになって来ており、
投機的な動きも活発化しているという。
正常な流通を乱す取引は、厳正に規制すべきだ。
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