7月に米テキサス州で発生した大規模洪水を
巡り、フランスの国立科学研究センター
などのグループは、人為的な気候変動が
降雨量に影響して被害を広げた要因になったと
する分析結果を公表した。
今回の大雨は気候の自然的な現象だけでは
説明ができないとし、温暖化によって1日で
最大7%の降水量が増えていたのが要因と指摘。
研究センターでは、人為的な温暖化ガスの
排出に伴う温暖化の被害への影響を調べる
ために、気候変動の影響が比較的少ない
1950〜86年と、87〜2023年までの直近の
テキサス州の気象条件について分析をした。
その結果、温暖化の進行によって、現在は
過去に比べて気温は1.5度上昇し、降水量が
1日で最大2ミリメートル増えたと分析した。
気温の上昇は、空気が保持できる水蒸気の
量を増やして降水量を増やす要因になる。
平均気温の上昇という人為的な気候変動が
洪水の主な要因の一つだと指摘。
また、今回の洪水では、洪水に関する警報や
避難を呼びかける警戒態勢が十分だったかに
対しても疑問を投げかけている。
土地利用の変化や都市化、警報システムの
不備なども被害の拡大につながった恐れが
あるとする指摘も。
今回の災害をきっかけに、米国連邦緊急事態
管理庁(FEMA)の災害対応体制の実効性と、
その役割の見直しが再び注目されている。
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