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2008年4月30日水曜日

吉野山のサクラがピンチ


ミレー 晩鐘  複製画 10号



関西の平地では八重桜が満開で、造幣局では通り

抜けで賑わっています。

関西でサクラの名所といえば、数多くある中で、なんと

いっても、古来、詩に歌われ、絵画にも描かれてきた

歴史的にも有名なのが、吉野山です。

その歴史は、奈良時代に遡り、金峯山寺が開かれた

頃から、サクラが植えられたといいます。

開祖の役行者が感得したという蔵王権現像がサクラ

を刻んで彫られていることから、サクラの木は神木と

考えられ、伐採は禁じられてきました。

蔵王堂に参った信者や修験者が、1300年間、サクラ

の木を献木し続けてきた証が吉野の山のサクラです。

サクラの種類は主として、シロヤマザクラで、病虫害

にも強い樹種だそうですが、10年ほど前から樹勢の

衰えが目立ち始め、二~三年前から地元の人たちが

サクラの木に付いたウメノキゴケやヤドリギを取り除く

作業を続けています。

3万本あるといわれるサクラの大半が、5年ほどで

枯れてしまう恐れがあると心配されています。

樹齢が古いものから若いものまで、樹齢に関係なく

枯れる木が出ている状況に、大学の専門家に調査を

依頼した結果、原因はナラタケ菌によるものでした。

なぜこの菌が繁殖するのかは、近年の気候の変動に

よる土中の水分の増加、富栄養化など人為的な問題

更に温暖化など環境の問題など、色々な問題がある

ようですが、抜本的な対策に備えた基礎データーの

収集の早期着手が要望されています。

1300年を経て、花の山が消えるのは寂しいことです。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。

安全と安心非常持出袋の準備は?



2008年4月29日火曜日

ウグイスは未だ お歌の稽古中




窓からウグイスの声が聞こえてきます。

鳴き声は未だ、70~80パーセントの出来で、「ホー」

から最後の「ケキョ」まで通して、抑揚をつけて歌い切れ

ていないので、聞いている方も、調子が合わず、気持

ちが落着きません。

真ん中の「ホケ」の部分で終わったり、またあるときは

この「ホケ」から始まったりで、それも、抑揚がその度

に異なっていたりと、歌謡のレッスンの真っ最中です、

という状態です。

音楽教室のレッスン場の雰囲気というところです。

今年、ウグイスの初音を聞いたのは、2月中旬、山里

の梅林でした。

ウメは、2~3分咲きで期待はずれでしたが、谷の

向うから、断片的な歌声を聞いた時には、下手な

鳴き声ながら、「春告げ鳥」だなと思ったものです。

その時からすれば、2ヵ月半も経っているのに、我が家

の近くを縄張りにしようとしているウグイスは、伴侶を

迎える備えも不十分で、彼女が来てくれるのかな

などと余計な心配をしています。

散歩の途中で聞こえる鳴き声は、綺麗に鳴き通して

いて、お互いに歌を競っていましたが、それを考えると

少し、この地の若様はのんびり過ぎると思うのですが。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。

安全と安心非常持出袋の準備は?



2008年4月28日月曜日

のどかな春の世界


ゴッホ  アイリス  複製画  10号



ゴールデンウィークに入って、多くの人々が行楽地に

足を運んでいます。

近くの神社やお寺にも、この時期になると普段にも

増して多くの観光客がやってきて賑わいます。

公園では家族連れや会社勤めらしい若者グループが

食事をしたり、ボール遊びをして春を楽しんでいます。

最近、特に多く目に付くのが、バドミントンです。

親子組みや男女の組など手頃に楽しめることもあるの

でしょうが、オリンピックでも大いに期待されている

美人の女子ペアーが、バドミントンブームの火付け役

かなと、想像しています。

早朝から目立つのは、やはり絵画のグループです。

一人で気ままに楽しんでいるリタイアーした年配の

人がビールを片手にカンバスと問答をするように対峙

している姿も少なくありません。

でも、今日の人は大いに替わっていました。

グループの一員にしては不自然なのですが、他の皆

は定番の椅子に腰掛けてイーゼルを前において描いて

いるのに対して、その男の人は、少し離れた場所で

椅子などの備えは何も無く、横に寝そべって、絵筆を

走らせていたのです。

お寺のお堂を描いているようでしたが、これこそ気まま

な得て勝手流の涅槃スタイルというもの。

眠むたけりゃ眠ればよい、鳥の落し物があれば、

それも絵の内ということでしょう。
春でこその絵画スタイルに出会いました。

安全と安心の非常持出袋の準備は?

2008年4月27日日曜日

陽光を浴びて絵画教室



ゴッホ ひまわり  複製画 10号


暖かい陽射しが若葉に映えて、まぶしいような朝で、

ゴールデンウィークの前半がスタートしました。

家に居るのも惜しい天気に誘われて、家内と散歩に

出ました。

ソメイヨシノが満開であった月の初めと違って、今は

ヤエザクラ満開の時期です。

お寺の庭には、ボタンやヤマブキ、コデマリなど、色

とりどりの花が咲いていて、どこを歩いても春の空気を

楽しめるうれしい時期です。

公園の木の下や、お寺の門前などでは、朝からの

好天に恵まれたことも合って、多くのグループが写生

を楽しんでいました。

中には、椅子、カンバスなど七つ道具以外に、絵の具

筆洗いなどの小道具を載せる台などを脇に備えている

アトリエからの移動したような本格派も居ます。

数組以上も見かけましたが、中には専門の先生が

指導している絵画教室もあり、中年の女性が、背後に

立った先生に、「ここら、ちょっといい加減にごまかして

いるんです」と弁解しています。

すると、背後の先生は、「絵は、写すことも大事ですが

心ですよ。何を見るかですよ。」と答えていました。

それに対しての生徒さんの返答の内容は聞き取れ

ませんでしたが、絵の世界も、仏の世界のようだな、

と思いました。

ピカソやダリの作品を見ていると、「何を見るかですよ」

という言葉には、その通りだな、と思いますね。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。

安全と安心非常持出袋の準備は?



2008年4月26日土曜日

満開の関山


フラゴナール 読書する少女  複製画 10号


近くの公園と、公園に隣接する教会の門の横の庭の

サクラが満開です。

サクラといってもヤエザクラの関山です。

教会では、満開の頃の休日には、子供達の絵画会が

例年、開かれています。

公園の横の住宅には大きなソメイヨシノの木があり、

道に大きく張り出しているので、満開の時には、下を

通る人は見上げて、花を楽しんで通り過ぎるのですが

今は、花の柄の部分が道路一杯に落ちてきていて

奥さんが、毎日掃除をされています。

今は、ソメイヨシノに続いて、咲き出した関山が主役で

通る人の目を惹きつけています。

樹高は差ほど高くはありませんが、今年は例年以上に

花の量が多いように思えます。

まるで花が盛り上がったように見えて、数本も並んで

咲いていると堂々とした重量感があります。

教会の門の街灯は、日暮れになると自動点灯する

装置を備えているので、夜桜も楽しめます。

あちこちで、花房が数個落ちていますが、例のヒヨドリ

の仕業で、花の中で、2~3匹が鳴き声を交わしながら

移動しています。

これだけの花が散ったときには、掃除が大変だろうなと

他人事ながら気になりました。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。

安全と安心非常持出袋の準備は?



2008年4月25日金曜日

花のある公園


ドガ  舞台の踊り子  複製画 10号


街の中にある公園でも、今の季節には、何かの花が

咲き始めています。

手入れのされているところや、常時世話をする人が

いる公園では、パンジーなどが植えられていることが

多いですが、植木だけの場所では、必ずといって

いいほどサクラがありますね。

やはり、地域の人にとっては馴染みのある花ですから

欠かせないのでしょう。

最近では、八重桜のほうが多く植えられるようです。

花が長持ちするからでしょうか?

木の根元には春の開花に備えて秋の落ち葉を寄せ

たり、肥料を置いたりと世話がされている木では、

他の場所の花と比べても、花の色も美しく感じます。

花の下では、大人の絵画の人たちに混じって、近くの

小学生が写生に来ていたりと、やはり、サクラは

人を呼ぶようです。

サクラで今の時期に咲いているのが、八重桜の

関山が最も多いようです。

華やかな紅色が好まれるのでしょう。

白いユキヤナギがあれば咲いていれば、組み合わせ

としては最高のように思います。

公園が楽しい時期が、もう少し続くようです。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。

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2008年4月24日木曜日

車窓の花見


クリムト  接吻  複製画  10号


朝、通勤の時の楽しみは、車窓から見る季節の移り

代わりです。

車内の混雑も気にならない時節もあります。

その一つが、サクラの時期です。

毎日通っている人は、どこで花が見られるかを心得て

いて、学校があるところ、公園があるところなどサクラ

が見られるポイントが数箇所あり、花の絵画展を観て

いるように、華やかな花の姿を楽しみながら、通勤

電車に揺られています。

そうした中で、とりわけ素晴らしい箇所が一ヶ所あって

車内の人が全員、花見電車に乗っているような気分に

なる場所です。

トンネルを抜けて高台を通る時にソメイヨシノが100m

ほど並んで、車窓に迫っている場所があり、開花が

近づくと誰と無く、もう直ぐですな~。

咲き始めると、咲き出しましたな~。

満開に近づくと、すごいですな~。

と、口にします。

サクラのある反対側に座っている人の中には、トンネル

を出る頃には、花見に備えて立ち上がっている人も

あり、車内が一斉に花見を楽しむ状態になります。

保津川のトロッコ列車の花のトンネルほどのことは

ありませんが、通勤の途上での安らぎのひと時です。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。

安全と安心の非常持出袋の準備は?



2008年4月23日水曜日

若葉が萌え出す


モニーロー そよかぜ  複製画  10号


里では関山を主役に、八重桜が咲き誇っています。

まだまだ花見の季節で気分は春です。

先日、丁度前線が通過している時なのか、空は雪雲

のような黒い雲が流れていて、マフラーやコートが

欲しい冷え込みでした。

時折、小雨が降るかと思えば、陽が射す不順な一日

でしたが、少し離れたスーパーへ買い物に出かけて

いました。

駐車場で車から、空の様子を眺めて、山手の方を

見やると、2箇所だけ明るい陽射しが当っていました。

その部分だけが、スポットライトを浴びていて、山の

木々の色が浮き上がって見えています。

肌寒い日ではありましたが、その部分はまぶしいほどに

若緑や萌黄色がパッチワークのように、絵画で使う

パレットの上に絵具を塗り広げたように浮かんでいます。

春に備えて山の木々は満を持していたかのように

出番を得て、競っているようです。

山の全体を見ていると日々の色の移り変わりを余り

木にもしていませんでしたが、このときの春の息吹は

鮮烈な印象として残りました。

早や、初夏の空気が満ちているようでした。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。

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2008年4月22日火曜日

カエルの声が


ルノアール ピアノに寄る  複製画 10号


気温が20度近くまで上がった日の午後に。植物園

をのぞいてみました。

名前も種類も判らないお寺などで見かける木や花

の名前などを調べてみる積もりもあったからです。

花のシーズンになれば、園内はスケッチやカンバスを

立てて絵画に取り組む人も多い場所ですが、まだ

時期が早いので、園内は閑散としていました。

目的の真っ赤な、深紅の花を付けている木を見つけ

たのですが、なぜか花名説明の立て札がなく、名前

を知ることが出来ませんでした。

花の少ない時期なので、せめて咲いている花には

名札か説明板の備えが欲しいものだと残念でした。

ため池のようになった一角に近づいた特、ゴゴゴゴ

と鳴き交わしているカエルの声が聞こえました。

今年になって、初めてのカエルの声ですが、今まで

耳にしたことも無い声です。

周辺、数箇所で鳴いているのですが、近づくとピタッ

と鳴き止みます。

未だ水の冷たい時期ですから、水面には姿は見えず

どうやら、周辺の水仙やシャガの中にひそんでいる

ようです。

動かずに様子を伺うと、ゴゴという一匹の声を合図に

次第に声の輪が広がりゴゴゴゴと鳴き声が広がります。

どこにいるのかと少し身体を動かすと、高い声を

合図にピタッと鳴き止みます。

姿も見たくて、根気良く、数回、静止して様子を探り

ましたが、相手の監視力の方が鋭くてあきらめて

カエルことにしました。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。

安全と安心非常持出袋の準備は?



2008年4月21日月曜日

花吹雪


ピカソ  鏡に向かう少女  油絵  10号


満開の頃は、多くの人たちで賑わった川堤の桜

並木も、雨が降り、散り始めるとめっきり尋ねる人も

減ってしまいました。

雨上がりの晴れた日も、川堤へ足を伸ばしました。

予想通り、並木は花吹雪でした。

近くの人たちも、豪快に吹き上がる花びらシャワー

に歓声を上げています。

別れを告げる桜たちの旅立ちの様子です。

晴れ具合や風の状態が合えば、何年かに一度は

出会える情景です。

写真を撮りに来ている人の姿が多く見られます。

舞い降りてくる花びらカーテンのショットに備え

足場の不安定な川辺に三脚を据えて朝早くから

待ち構えているようです。

この情景は、絵画趣味の人の世界には、マッチ

しないようで、スケッチをする人も見当たりません。

また、来年もこの桜吹雪ショウが見られることを

願って帰りました。

家の近くの大木の桜も花びらを路上に散らして、

ピンクの絨毯のです。

朝、家の方が掃除をしている姿を見かけましたが

しばらくは、落ち葉の季節を同じように連日、追い

駆けっこが続きます。

テレビでの番組の中で、隣家から花びらが迷惑

だというクレームについて、どこまで受忍できるかで

損害賠償の問題になるとのことでした。

何でも、美しくて楽しめる間は、平和なのですが。。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。

安全と安心非常持出袋の準備は?



2008年4月20日日曜日

山中のヤマザクラ


ピカソ カンバスと静物  油絵  10号


好天に誘われて山へ登りました。

市中の公園などでは、ソメイヨシノも盛んに花びら

を散らしていて、紅枝垂桜に席を譲っています。

遅咲きの江戸彼岸桜が満開。

ヤマザクラは、葉ザクラになり、八重咲きへ移る

時期になってきています。

スマートさの無い枝につく蕾も。出番に備えていくらか

膨らんできている様子が見て取れます。

この時期には、それぞれの桜の木には写生する

ポイントがあって、椅子を並べての絵画教室も

開かれています。

講師役の人が、一人ひとりにアドバイスをしながら

周辺に散らばる人たちの間を回っています。

里の花の華やかさに比べて、森の中のヤマザクラは

なかなか姿を現しません。

遠くから木々の間に咲くの花が見られても、いざ、

咲いている辺りに行っても幹で見分けなければ

どこで咲いているのか判りません。

周辺の木々と、少しでも上へと伸びて、高い樹冠で

花を開いているために、下から枝先の花を透かし

見るのが精一杯です。

もし、お日さんが射していれば、花を確かめること

すら難しくなります。

花びらが散っているのを見つけて、上に花が咲いて

いるのを知るのがやっとです。

奥山に咲くヤマザクラは、尋ねる人にも、なかなか

姿を見せない恥ずかしがり屋です。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。

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2008年4月19日土曜日

匂うがごとく花盛り


平山郁夫 流沙浄土辺  油絵  10号


春の嵐が通り過ぎて、街の中の桜は、多くの花を

もぎ取られ、路端の溝はピンクの花びらが無残にも

積もっていました。

しかし、少し山手の公園では、幸いにも満開前だった

のでしょうか、まるで、風に対する備えが出来ていた

かのように、おおきな被害は無かったようです。

温度差が幸いして、満開前で花びらもしっかりと

茎についていたのでしょう。

朝、山へ登る途中、例年、2~3種の桜が咲く場所

へ足を延ばして見に行くと、今年は、全てが一度に、

花を開いていて、ソメイヨシノからヤマザクラ更に

早くも九重桜も加わって、見事な花模様でした。

2~3枚写真を撮って、帰りにゆっくり眺めることに

して、先を急ぎました。

4時間ほど後の午後、再び戻ってきて驚きました。

何と、写真を撮る人だけでも30人以上も集まってきて

いて、写生する人や水彩画の絵画組みも20人余り

が加わり、何事かと思うほどの人だかりでした。

明日にでも出直すことにして、あきらめて帰りました。

来ようと思えば来れる幸せに感謝して、他の場所へ

足を延ばして帰りました。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。

安全と安心非常持出袋の準備は?


2008年4月18日金曜日

薬師三尊の往診


平山郁夫 楼蘭の月 油絵 10号


西ノ京は、花盛りで多くの観光客で賑わっています。

特に、薬師寺では「花会式」が5日まで行われて

いたので、多くの参拝客もあり、大賑わいです。

東大寺のお水取りと同じ、「修二会」なのですが

薬師寺では、旧暦で行われていて、10種類の

造花が飾られて華やかな法要になっています。

昔から、周辺の農家などで、この「花会式」に備え

造花が、伝統的な手法で作られてきました。

薬師寺は、檀家は持っていませんが、周辺の

住民との強いつながりで結ばれてきたのです。

薬師寺のご本尊は、薬師三尊で有名な、薬師如来

と日光菩薩、月光菩薩です。

お寺の参拝者への解説で、人気がある件(くだり)は

薬師如来は、衆生の病を治す医者であり、日光菩薩

は日勤の看護婦役、月光菩薩は夜勤の看護婦役

を努めているということです。

とすれば、いま、薬師三尊は揃って、東京へ往診に

出かけてしまって、留守になっています。

同時に、東京国立博物館で公開されている国宝、

吉祥天女像は、日本最古の仏教絵画に属します。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。

安全と安心非常持出袋の準備は?



2008年4月17日木曜日

アヒルとカルガモ


平山郁夫  ブダガヤの大塔 油絵 10号

桜並木になっている川堤から川辺を観察しながら

行くと、予想外に鳥が多くいることに気がつきます。

今や、年中、その姿にお目にかかれるカルガモも

その一つです。

2kmばかり川を下った場所の中洲に、今年も同じ

ように、カルガモのグループに混じって、アヒルが

一羽居るのに出会いました。

昨年は、何が気に食わなかったのか、このアヒルが

1羽のカルガモを執ように追い掛け回して、尻尾に

噛み付くようなシゴキを加えていました。

丁度、写生に来ていた子供達の絵画グループも

手を止めて、どうなることかと見ていたことでした。

今年は、時々、散った桜の花びらがピンク色の点

を繋いで流れてゆく川辺近くの草原に、そのアヒル

は羽根に頭を沈めて眠っていました。

アヒルのいじめに備えている様子もなく、3~4羽の

カルガモのグループも、1mぐらい離れたところで

午睡を楽しんでいます。

昨年の激しいアヒルの攻撃が信じられないような

平和な共同生活を続けているように見えます。

近くの人が時折、アヒルに餌を与えているようなの

ですが、カルガモはそのおこぼれを楽しみにして、

このアヒルから離れたくないのかも知れません。

桜の花の枝が覆う川面で、春の日差しを浴びて

きっと、平和な夢を見ているのでしょう。

2008年4月16日水曜日

お城の桜


ゴッホ ゆりのある静物  油絵  10号


4月に入っての最初の土日は、花のあるところは、

どこも今年一番の賑わいだったことでしょう。

桜の名所には、決まってお城や城跡の名前が上げ

られて居ます。

桜情報や満開のニュースになると、関西では姫路城

や大阪城が登場します。

名古屋城や犬山城など、どこも桜の花とお城は

マッチするようです。

本州では弘前城が最後となって、北海道へ渡る

ことになりますね。

武士(もののふ)の花として桜は、古からお城と

セットにされていたようですね。

お城と桜は写真や絵画の題材として格好の対象で

あって、その日に備えて準備をしてきた人たちに

とっては、この土日の天気は味方をしてくれました。

先週のような花冷えで風が強いひであったなら、

今年は大はずれで、嘆く人も多かったことでしょう。

いつも散歩に出かける公園を避けて、川堤や城山に

出かけて花を楽しんできました。

来週には、出番を待っている八重桜が登場して

きます。

しばらくは桜デイが続きます。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。

安全と安心非常持出袋の準備は?



2008年4月15日火曜日

早や、ヘビに出くわして


モネ  ひまわり  油絵  10号


花まつりの翌日、気温が20度を超えて、この春の

最高気温になるとの予報だったので、山へ出かけ

ることにして、昼前に家を出ました。

さすがに森に入ると、少し寒さを感じることもあり

ますが、歩くには、少し汗をかく程度で快適です。

スギ花粉が多い時期から、ヒノキ花粉の時期になり

この日も赤いマークの出ている警戒日でした。

スギ花粉の時期に来た時には、マスクを用意して

なくて、その後、4~5日は不快な日が続いたため

今度は、花粉に備えて活性炭入りのマスクを準備

しての態勢です。

ヤマザクラにヤブ椿と、この季節でなければ楽しめ

ない花にも出会うことが出来ます。

でも、早くもとんでもないものに出会ってしまいました。

車一台が通るだけの狭い道の真ん中に、1m余りの

シマヘビが長々と棒のようになって、道をふさいで

いるのです。

ヘビ嫌いの私には、仰天でした。

足踏みをしてましたがピクリともしません。

周辺の小石や砂利を投げましたが知らぬ顔です。

仕方なく、両手一杯の砂利を投げつけましたら、

やっと移動してくれて、傍らの溝の石組の間にすべり

込んでゆきました。

夏には、多い時には数匹も出くわしたこともあり

ましたが、春もまだ早いこの時期では珍しいことです。

きっと、暖かさに誘われて出てきて、日向ぼっこ中に

無粋は輩が来てと、怒っていたことでしょう。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。

安全と安心非常持出袋の準備は?



2008年4月14日月曜日

朝の小鳥のさえずり


ゴッホ ゆりのある静物  油絵  10号


朝から珍しく天気が良かったので散歩に出ました。

マフラーがないと首筋が寒く感じますが、先日の

あの寒さに比べたら段違いの暖かさで、春の風です。

この春になって、ウグイス以外の小鳥の声を聞くのは

初めてでした。

2~3種類の小鳥の鳴き声ですが、さえずりと小鳥の

名前が未だに一致しないのがもどかしい限りです。

子供等に聴かれた時に備えて、街でCDを買って

勉強しようと、このときばかりは心に決めるのですが

町へ出た時にはすっかり忘れてしまっているので

始末が悪いことです。

満開に近いソメイヨシノの花が木の下に散らばって

います。

ヒヨドリの狼藉の跡です。

静かな公園の中ではヒヨドリの声がひと際甲高く

響き渡っています。

8時前だというのに、早々と椅子に腰掛けて絵筆を

動かしている絵画グループがあります。

人出の少ない朝の2~3時間がチャンスの花の下

の一等席です。

一番先に花を開いてくれる巨木のヤマザクラは、

早くも散り始めていました。

森の奥のヤマザクラも満開に近いのではと気になり

ます。

今の天気が続く間に、森の主の花の様子を見に

行かねばと気持ちが焦ります。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。

安全と安心非常持出袋の準備は?




2008年4月13日日曜日

薬師寺の桜


ゴッホ ひまわりと花瓶  油絵  10号 


奈良の西ノ京の薬師寺の桜も満開です。

少しはなれたところからお寺を眺めると、桜の花に

包まれて五重塔を見ることが出来ます。

春の若草に埋もれた、川の堤辺りからの眺めが

もっとも薬師寺らしい姿ですが、最近は周りの林の

木々の背丈が伸びたり、住宅が建って、以前ほど

写真組や絵画組みの姿も見られなくなっています。

それでもこのシーズンになると、三脚を担いで、田の

あぜ道を移動し、ポイントを探し回っている人を

よく見かけます。

好天気ばかりではありませんから、寒さにも備え

厚着をして、日が射すまで辛抱強く、じっと待っている

姿を見ると、ワンチャンスにかける思い入れを感じ

ます。

写真展などで見て、撮った方向やポイントは、可なり

正確に推定できても、お日さんの気まぐれな時間

までは判らず、作品から滲みでる、ワンショットの

苦労に拍手を送るのみです。

花と寺の組合せでは、京都の清水寺の舞台の下や

境内の桜の情景の遠望が素晴らしいですね。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。

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2008年4月12日土曜日

桜の堤で


ゴッホ 花瓶の12輪のひまわり  油絵  10号


桜が満開の頼りにつられて、少し離れた川の堤まで

散歩に出ました。

堤の方向からは、家族連れや近所で誘い合わせた

主婦グループなどの人たちとすれ違います。

花見の人たちで可なり賑わっているようでした。

川の堤に沿って、桜が並木になっていて、丁度

満開、天気もまずまずで多くの人たちが思い思いに

花を楽しんでいます。

お弁当を囲んでいる家族、缶ビールを片手に並んで

堤に座っている二人連れ。

中には、小宴会で盛り上がっている会社員らしい

グループもあります。

桜を守る会が組織されていて、バーベキューは、

禁止の立て看板があり、散策には良い環境が保た

れています。

次世代に備えて、若木の補植もところどころにあり

守り育てようとする雰囲気が感じ取れます。

特に多くの人たちが足を止めて眺めているのが

百数十年を経た古木の見事な枝振りです。

川面にも枝先が垂れていて、花傘になっていました。

少し離れた堤の下の足場の悪いところで年配の

男性が一人、カンバスに向かってこの古木を描いて

いました。

花見の見物客に圧倒されて、今日ばかりは絵画

は押し出されているような状態でした。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。

安全と安心非常持出袋の準備は?



2008年4月11日金曜日

新年度入り




4月は年の初め、色々なところで新学期がスタート

する季節です。

お役所主導の同業者の組織や会合は当然として

なぜか自治会や任意団体までもが、4月を新年度

のスタートにしています。

いわゆる顔の広い人たちにとっては、この新年度

入りに備えた報告書や計画書、役員、世話人の

人選などで多忙な日を送ることになります。

したがって、会合場所となる会館や市民センター

などは連日満室が続いています。

夜は夜で、顔合わせだとか、打ち合わせ会に

打ち上げ会、反省会などと名目をつけた会席で

夜の街も賑わっています。

婦人センターにある謡や書画の会は、至って

静かで、アルコールには無縁の世界のようです。

それでも近年絵画の会は隆盛のようです。

写生に遠出する予定も織り込まれた計画書が

作成されるほどの組織なっているグループでは

会長以下、親睦委員まで置かれているところも

あるようですから、同好会でも大きな分野になって

きているようですね。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。

安全と安心非常持出袋の準備は?



2008年4月10日木曜日

潅仏会



ドガ 舞台の踊り子  油絵 10号

暖かくなった昼下がりに、久々に家内を引っ張り

出してお寺を目指して散歩に出ました。

勿論この季節のことですから花見が目的です。

花曇ながら、雨や風の備えも不要な好天気です。

枝垂桜が美しい公園で、桜を取り囲んで絵筆を

動かしている絵画のグループに気を使いながら

写真撮ったりして、紅色の花を楽しみました。

お寺の前には、潅仏会の立て看板が出ていました。

今日は、花まつり、お釈迦さんの誕生日です。

子供の頃は、集落にあるお寺では、毎年、この日は

学校から帰るとお寺へ行き、甘茶をご馳走になる

のが楽しみだったのを思い出します。

甘いものが不足している時代は、特にそうでしたが

今は、好きな味のお菓子類や飲み物を買える時代

ですが、一世代余り前までは、それ程、自由ではない

時代でした。

お寺に入って、甘茶をご馳走になり、懐かしい味を

楽しみましたが、今の子供には、異質の味になる

のではと考えもします。

羅漢果のような、自然の甘さが健康には非常に

有効であると最近ニュースでも報じられていましたが

甘茶に親しむ時代は、メタボに無縁の時代でも

あったのですね。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。

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2008年4月9日水曜日

椿の花の見ごろ


読書する少女  油絵  10号


近くの椿の花の名所は、どこも今が見ごろになって

来ていて、椿が好きな人にとっては花見に忙しい

時期です。

色々な種類の椿を温室の中で育てて椿園をやって

いて、入園料取っているところもありますが、反対に

簡素なビニール園を自宅の裏の畑の中に造って

多くの珍しい椿を育てて、無料で開放している所も

ありますが、押しかける見学者に備えての施設の

整備などの維持費用負担も大変だろうと、申し訳け

なく思いながらも、毎年の訪問を楽しみにしています。

近くのお寺でも、名前の通っている椿の花がある

ところが何箇所かありますが、お寺が管理していて

自由に出入りして椿だけ見て帰るというわけには

ゆきません。

重要文化財に指定された建物や仏さんの拝観が

主になっているからです。

最近では、観光のツアーコースにも織り込まれて

いるらしく、団体さんとぶっつかると、のんびりと

撮影したり写生もして居れません。

入り口には、椅子は持ち込まないでくださいという

張り紙もあり、絵画のためのグループなどは、締め

出されているような状態でした。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。

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2008年4月8日火曜日

今年の桜は一気咲き?


フェンカの港  油絵  10号


昨年は、早咲きの山桜からソメイヨシノになり、

九重桜、八重桜と、一ヶ月近くも桜の花が楽しめた

のですが、今年は、遅咲きのグループも、既に

開花に備えて待機しているように、蕾の膨らみが

見られます。

多分、昨年よりは、半月ほども早く咲いてしまうの

ではないかと、もったいなく思っています。

桜の花の開花のスケジュールが変わるほどの

気候の違いを考えていて思いついたのが、北海道

型の開花なのではないかということです。

今年は例年以上に、二月末まで雪が舞う寒さが

続いて、桜の体内(樹内)時計に異変が起きている

のだろうと、勝手な判断をしています。

5月の連休の時に、楽しめた桜は、今年はいつ頃に

咲いてしまうのだろうかと家族と話しています。

逆に、梅の花は半月以上も遅くなり、紅梅と枝垂桜

が並んで咲いていました。

お寺の石段で写生をしていた3人の絵画のグループも

紅梅と桜が一緒では、と戸惑った会話をしていました。

今は椿の赤とコブシの白が、ソメイヨシノに混じって

咲いています。

それぞれの花が適当な時間差をもって開花して

くれれば、楽しみ方も随分と違うのにと残念な今年の

花スケジュールです。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。

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2008年4月7日月曜日

足元にも春の花が



街角の賑わい  油絵  10号


桜に憑かれたように、多くの人がやってきています。

最近は、この桜のシーズンには、外国の観光客も

桜見物をコースにセットしたツアーを組んで日本に

やってくるようになり、花のシーズンは一段と賑わい

を見せます。

外国人の団体の増加に備えてこの期間は、留学生

の、にわかガイドも引っ張りだこのようです。

団体がラッシュになる時間帯では、説明するポイント

では順番待ちになっていたりします。

この表のコースから外れて、横道の一つの途中に

ある寺院の山門と桜の写真を撮りに行きました。

石段と先にある山門を撮ろうとしたのですが、石段の

途中で座り込んで何かを観察し、メモをしている

女性の4人グループが、なかなか移動してくれません。

結局、帰りに寄ることにしてあきらめました。

一時間後、幸いに観光の人も少なく、存分に桜を

眺め写真を撮ることができました。

先ほどの女性達は、何を観察していたのかと気になり

石段のコーナーを見てゆくと、なんと背丈が3~4

センチほどの小さなスミレやムラサキ色の名前の

知らない草花が数種類も咲いていました。

草花の美しさを楽しむ絵画の会の人たちだったようです。

上を見て、桜ばかりを追っかけている自分が、少し

恥ずかしくもなった朝の散歩でした。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。

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2008年4月6日日曜日

花の都 京都


凱旋門  油絵  10号


京都の街は桜の花に埋もれています。

鴨川堤や御所、二条城、動物園などの市中だけ

でなく、周辺の寺院も花盛りです。

街の中から、どの方向に歩いても花の名所に行き

当る花の街です。

周辺地域から、出かけていっても、観光客が、

どこか一箇所の桜の名所に集中することがなく

分散されるのが京都のうれしいところです。

開花時期に時間差があるのも、訪れるものにとって

は、ありがたいところです。

山間の名所では一週間以上も開花がずれ、また、

御室の桜を楽しむのであれば、更に、1~2週間

先になります。将に、花の都ですね。

この時期に合わせて、花見を兼ねた美術館周りを

楽しむ人も多くいます。

絵画の鑑賞と観桜を兼ね備えた美術館も多くあり、

また、周辺には桜の名所が必ずあって、訪れる人を

重文に楽しませてくれます。

京都で、「江戸絵画の夢と光」と銘打った催しも、

開かれます。

若冲や北斎の作品を取り上げているようです。

秋の京都も楽しいですが、華やかな春の京都も

楽しいですね。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。

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2008年4月5日土曜日

ツバメも帰ってきて

パリの街角  油絵 10号



3月の最後の土曜日に川面を飛んでいるツバメを

見かけました。

まだまだ寒い日があるだろうに、早く帰って来過ぎ

たのでは思って、元気に飛んでいる姿を見ていました。

その後の4月1日は手袋やマフラー無しでは外出

出来ない花冷えの一日でしたので、まだ巣が完成

していないので、この寒さをどうしているのかなと

話題になっていました。

しかし、翌日に、幸いにも暖かさが幾分戻ってきた

街の通りを飛び交う姿を見て、南方の鳥だと考えて

いたツバメは、案外と寒さにも備えられる体力を

持っている鳥だなと見直しました。

朝には気温が2度と発表された日でしたが、暖かく

して夜を過ごす術を心得ているのでしょう。

夏の35度を越える暑さにも耐えられる能力には、

ダメ犬はとても敵はないことだと思います。

スズメのように身体を保温できる羽毛コートを身に

着けず高速で飛び交うツバメは、寒暖差に対応する

ことの出来る特別製のスーツを着ているのでしょう。

赤い蝶ネクタイをしたツバメは絵画の世界にも登場

する役者ですから、スーツも高級なものを身に着け

ているのですね。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。

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2008年4月4日金曜日

早くも山菜が


エッフェル塔のある通り  油絵  10号


近くのスーパーで、山菜を見つけて驚きました。

山菜の絵画のポスターを背に、秋田産のゼンマイに

コゴミそのほか、各地からフキノトウやタラノメなどが

並べてありました。

4月に入ってからのことだと思いますが、天気予報

で雪マークが付く北の国から、春の便りが届いて

いることに驚きを覚えました。

南国といわれている高知県や宮崎県から、ハウス

栽培のピーマンが出荷されるのが、早春のニュース

だった時代を思い出しました。

いまは、一年中、ピーマンを野菜の売り場に見ること

が出来ます。

山菜の季節は、クマが冬眠から醒めて、穴から

出てくる頃だと聞いたことがありましたが、今は

まだ、いびきをかいて眠っている時期でしょう。

山菜も、最近はビニールハウスや暖房設備が備え

られた施設で、組織的に栽培されて早期出荷され

て来るのでしょうね。

でも、ピーマンのように、一年中、野菜コーナーに

山菜が並ぶような時代にはなって欲しくないなと

思いながらタラノ芽を手にしました。

南半球の国で、カボチャのように、山菜が栽培され

たり採集されたりして、日本に運ばれてくるのも

歓迎したものでは在りません。

山菜は、やはり春の便りであり続けていて欲しい

ものです。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。

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2008年4月3日木曜日

花冷えの一日


籠の果物  油絵  10号


北海道では冬の嵐が襲っているニュースが流れて

いた日には、関西地方も桜の花が風邪を引くほどの

花冷えでした。

この日、花見を兼ねて近くの山登りに出かけました。

少し山へ登る辺りから、冷たい風がまともに当るよう

になり、風に備えてウィドウブレーカーを用意して

来たものの、1時間ほど後には、とても寒さを防ぎ

きれない冷え込みになってきました。

目的の高台までたどり着く前に、寒さに耐え切れず

下山してくる人に出会うようになりました。

横殴りの北風に、時折、雨も混ざるようなってきた

ので、とうとうあきらめて引き返してきました。

それでも、桜の花が見られる木の下で、年配の

3人の絵画組みが、襟を立てたり、フードで風を

防ぎながら頑張っていました。

帰ってから、描き足らなかった箇所は、思い出して

適当に仕上げればよいのでは、と思ったのですが

現場主義に徹していることを、身体で表している

ような姿に、この寒さの中で、風邪でも引いたら

どうするのだろうかと、半分あきれながら下りました。

3人が、我慢比べをしているようにも思えたのですが。

2008年4月2日水曜日

風鐸


黄色いアステイルベの花  油絵  10号


随分と前のことになるのですが、多分、学生時代

だっとようにも思える頃に、初めて風鐸の音色を

聞いたことがありました。

夕暮れ近くで、門が閉まる前の遅い時間に

法隆寺に行ったことがありました。

指針や絵画で描かれている金堂や五重塔の、

風鐸は、知っていても、単なる飾りぐらいにしか

思っていませんでした。

その時に、風に吹かれて鳴る風鐸の音色を初めて

聞いた記憶があり、風鐸の名前と役目を知った

記憶があります。

先日、夕暮れ近い時間帯に散歩に出て、

お堂の近くを通りかかった時、激しい風に吹かれて

風鐸が鳴っているのに出くわしました。

屋根の久の端の、2~3箇所でガランガラン

となる音を聞いて、風流というより、騒音に近い

音だなと思いました。

初めて聞いた時の印象が強かったためか、法隆寺

で聞いた音色はもっと、澄んだ音であったように

思って、しばらく、風にあおられる風鐸を見ていました。

古代の銅鐸は、青銅が主成分であるために、

楽器としての要素を備えていましたが、この風鐸

も青銅製にすれば、もっと楽しませてくれるのにと

思ったものです。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。

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2008年4月1日火曜日

百貨店の賑わい


赤いアステイルベの花  油絵  10号


新入学や進学のに備えて、買い物客で週末の

百貨店は大賑わいです。

仕事で忙しいお父さんは、この週末ばかりは、家で

ごろ寝をしている訳にはゆきません。

親子連れでやってきている家族では、しきりに

お父さんが子供の希望を聞いたり、自分が選んだ

物を子供に勧めたり、希望を聞いたりとパパの存在

を感じさせる場面に出会います。

渋いお母さんよりもお父さんだ、とばかりに手を

引っ張って、目的の品が置かれている場所へ連れ

て行く子供の姿もあり、ほほえましい情景に満ちて

いました。

絵画も色鉛筆から水彩画に替わる学年の子供は

絵の具の色数や筆を揃えるのに、熱心に店員さん

アドバイスを聞いています。

親子で講習を受けているような神妙さです。

服を買ってもらった子供は、大きな包みを抱えて

いますが、こればかりは、配達を頼むよりも、持ち

帰って早くきてみたいという嬉々とした表情が子供の

表情に出ています。

いつもなら帰りにねだる外食も止めて、今日は早く

家に直行したいと言わんばかりの顔つきです。

忙しいながら楽しみが溢れる週末を送った家庭も

多かったことでしょう。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。

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