籠の果物 油絵 10号
北海道では冬の嵐が襲っているニュースが流れて
いた日には、関西地方も桜の花が風邪を引くほどの
花冷えでした。
この日、花見を兼ねて近くの山登りに出かけました。
少し山へ登る辺りから、冷たい風がまともに当るよう
になり、風に備えてウィドウブレーカーを用意して
来たものの、1時間ほど後には、とても寒さを防ぎ
きれない冷え込みになってきました。
目的の高台までたどり着く前に、寒さに耐え切れず
下山してくる人に出会うようになりました。
横殴りの北風に、時折、雨も混ざるようなってきた
ので、とうとうあきらめて引き返してきました。
それでも、桜の花が見られる木の下で、年配の
3人の絵画組みが、襟を立てたり、フードで風を
防ぎながら頑張っていました。
帰ってから、描き足らなかった箇所は、思い出して
適当に仕上げればよいのでは、と思ったのですが
現場主義に徹していることを、身体で表している
ような姿に、この寒さの中で、風邪でも引いたら
どうするのだろうかと、半分あきれながら下りました。
3人が、我慢比べをしているようにも思えたのですが。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
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