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2010年2月12日金曜日

ツバキの季節に

雲海と富士山  油絵  10号








赤や白い花をつけたサザンカも2月に入るとだんだん

花数が少なくなってきました。

梅の花が咲き始めるまで、メジロたちにとっては、まだまだ

活動の拠点になっています。

南の島、大島からはヤブツバキが咲きそろい始めて

ツバキ祭りのニュースがありました。

古来、日本ではツバキの花は花弁がバラけずにそのまま

落ちる性質を備えているので、首が落ちることを忌む

武士達には敬遠されてきたようです。

しかし、それ以上に江戸時代に入り世の中が太平の時代と

なると、武士達も競って栽培に熱中し、愛されて来ました。

現在では、2000種以上もあるといいますから、これは

押しも押されぬ日本の花の代表格の資格を備えています。

サザンカは寒さが増してくると咲き始め、ツバキは逆に

寒い時期から暖かくなると花を開く性質を備えていると

書かれている記事を信じていました。

しかし、実際は10月、11月のサザンカが咲く頃から

咲き始めるツバキもあり、早咲きのツバキと呼ぶのは

厳密には12月に入るまでに花を開く性質を備えたものに

限るとの説明がありました。

ツバキは気温の寒暖に、左程左右されないのかと

思ったのですが、雪の国で、その名も寒い氷見市には

古来、多くのツバキが植えられていて、その中には

早咲きツバキも含まれているといいます。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
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