初夏の滝 油絵 10号
♪ 窓は 夜露にぬれて. みやこすでに 遠のく. 北へ帰る
旅人ひとり. なみだ流れて やまず ♪
年配の人にはお馴染みの懐かしい歌、北帰行。
人数は減りましたが、昔の満州を知る人にとっては時間と
想い出を備えている歌、北帰行。
この満州の地へ出水で越冬していたマナヅルの北帰行が
始まっています。
朝に家族や仲間達で集団を組んで飛立ち、朝鮮半島を
経由して満州の故郷へ帰ります。
朝に出発して一気に海峡を渡って夕方までに韓国に
到着するようです。
ヒマラヤ山脈を飛び越える飛翔力を備えているツルに
とっては、数百キロ程度の距離は問題がないのでしょう。
ニュースでは現在、マナヅルやナベヅルの餌場となる
越冬地が半分以下に激減していているため、出水市への
一極集中化になってしまっています。
今年は出水市での観測データーでは11,637羽が
飛来したそうです。
1月末頃からマナヅルの北帰行が始まっており、次いで
ナベヅルの北帰行が始まり3月末には全てが満州に
帰ってしまいます。
北海道のタンチョウヅルは、釧路川周辺で留鳥として
越夏する仲間がいますが、出水市へやってくるツルたち
にも日本国内で越夏できる場所があればうれしいですが。
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