ページ

2010年2月16日火曜日

ツルの北帰行始まる

初夏の滝  油絵  10号




♪ 窓は 夜露にぬれて. みやこすでに 遠のく. 北へ帰る

 旅人ひとり. なみだ流れて やまず ♪

年配の人にはお馴染みの懐かしい歌、北帰行。

人数は減りましたが、昔の満州を知る人にとっては時間と

想い出を備えている歌、北帰行。

この満州の地へ出水で越冬していたマナヅルの北帰行が

始まっています。

朝に家族や仲間達で集団を組んで飛立ち、朝鮮半島を

経由して満州の故郷へ帰ります。

朝に出発して一気に海峡を渡って夕方までに韓国に

到着するようです。

ヒマラヤ山脈を飛び越える飛翔力を備えているツルに

とっては、数百キロ程度の距離は問題がないのでしょう。

ニュースでは現在、マナヅルやナベヅルの餌場となる

越冬地が半分以下に激減していているため、出水市への

一極集中化になってしまっています。

今年は出水市での観測データーでは11,637羽が

飛来したそうです。

1月末頃からマナヅルの北帰行が始まっており、次いで

ナベヅルの北帰行が始まり3月末には全てが満州に

帰ってしまいます。

北海道のタンチョウヅルは、釧路川周辺で留鳥として

越夏する仲間がいますが、出水市へやってくるツルたち

にも日本国内で越夏できる場所があればうれしいですが。

0 件のコメント: