怖い火災事故

春の山川　　油絵　　１０号






夜中に消防車のサイレンの音で目を覚まされることほど
厭な思いをすることはありません。
特に風のある冬の夜などは、ドキリとして目が冴えて
しまうほど、サイレンの響きは覚醒性を備えています。
最近のテレビニュースでは、毎日ほど火災による死者の
発生を伝えていて、死亡事故の多さに驚かされます。
０８年度では全国で５２４００件ほどの火災が発生しており
火災による死者が２０００人近くに達しています。
共に、前年度よりは少しは減っているとは言え、１日に
１５０件近い火災が発生して、５．３人ほどの死者が
出ていることになります。
特に独居老人や子供の犠牲には心が痛みます。
住宅火災の原因のトップは相変わらず、放火による
もので、８件に１件ほどの割合です。
放火により人が犠牲になった場合などは、殺人罪以上に
重い刑罰が科せられます。
殺人罪では死刑または無期懲役もしくは３年以上ですが
刑法では、放火の場合は最低でも５年以上です。
重罰を備えた刑法を以ってしても、放火が横行するのは
異常としか言いようがありません。
町ぐるみ、地域単位で防犯、防火に備えた見回り隊を
組織して防止に努めなければならい現実は悲しいことです。
最近特に注意を喚起すべきとして指摘されている事故に
ドライヤーなどのコードの断線による火災があります。
　「備えよ常に！　備えあれば憂いなし」ですね。
　
　健康と安心のメタボへの備えは？







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