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2010年3月20日土曜日

スマートハウスからスマートシテイへ

子供達の四重奏  油絵  10号




我々が日常的に使っている電気は、発電量が使用量を

超えているときに、余った電気を貯蔵する設備を備え

いないために、需要量に合せて発電量を調整する必要が

あり、時間帯や地域間などのバラツキの調整が大変です。

アメリカでは、このシステムがもっと大規模、広範囲に

なるために、オバマ政権では、送電網の更新や新設

更にコンピューターを備えて、効率的に電気を流す

システム造りが、政策の柱の一つになっています。

この効率の良い送電網がスマートグリッドと呼ばれます。

ここに、クリーンエネルギーとして太陽電池や風力発電に

よる小規模な発電により電力が入り込むことになり、

スマートグリッドが備えている重要性が増しています。

アメリカでは、街全体の送電網をスマートグリッド化して

省エネ効果を挙げている「スマートグリッド・シテイ」と

呼ばれている10万都市が存在しています。

日本では、沖縄で島単位で実験をする構想がありますが

部分的な風力発電や太陽電池による発電止まりで、島の

住宅を結ぶ送電網造りは、まだ随分先のようです。

太陽電池を備えた住宅が急増しているため、住宅単位の

「スマートハウス」と呼ばれている実験住宅もあります。

これはコンピューターで太陽電池や燃料電池などの

発電設備と蓄電池を組み合わせて、住宅単位で家電

製品などをきめ細かくコントロールして、省エネを図り

二酸化炭素の排出量の削減を目指すスマートグリッドに

対応する実験住宅が京都で建設されています。

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