子供達の四重奏 油絵 10号
我々が日常的に使っている電気は、発電量が使用量を
超えているときに、余った電気を貯蔵する設備を備えて
いないために、需要量に合せて発電量を調整する必要が
あり、時間帯や地域間などのバラツキの調整が大変です。
アメリカでは、このシステムがもっと大規模、広範囲に
なるために、オバマ政権では、送電網の更新や新設
更にコンピューターを備えて、効率的に電気を流す
システム造りが、政策の柱の一つになっています。
この効率の良い送電網がスマートグリッドと呼ばれます。
ここに、クリーンエネルギーとして太陽電池や風力発電に
よる小規模な発電により電力が入り込むことになり、
アメリカでは、街全体の送電網をスマートグリッド化して
省エネ効果を挙げている「スマートグリッド・シテイ」と
呼ばれている10万都市が存在しています。
日本では、沖縄で島単位で実験をする構想がありますが
部分的な風力発電や太陽電池による発電止まりで、島の
住宅を結ぶ送電網造りは、まだ随分先のようです。
太陽電池を備えた住宅が急増しているため、住宅単位の
「スマートハウス」と呼ばれている実験住宅もあります。
これはコンピューターで太陽電池や燃料電池などの
発電設備と蓄電池を組み合わせて、住宅単位で家電
製品などをきめ細かくコントロールして、省エネを図り
二酸化炭素の排出量の削減を目指すスマートグリッドに
対応する実験住宅が京都で建設されています。
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