冠雪の富士山 油絵
日本小児科学会の報告では、毎年国内で80
万人以上の患者が発生し、少なくとも10人ほどの
乳幼児が犠牲になっているのが、強い毒性を
備えたロタウィルスによる胃腸炎。
このロタウィルスは冬場に流行期を迎えるノロ
ウィルスによる胃腸炎よりも毒性が強く、しかも、
生後12ヶ月から24ヶ月の赤ちゃんに入院が
必要となる重症者が集中している。
ノロウィルスと同様にロタウィルスも経口感染
するため、赤ちゃんが手に触れて、口に入れる
ものを常に清潔に保つ備えが肝要。
全世界では、ロタウィルス胃腸炎による死者数は
年間61万人に達していると推計されている。
欧米を始め世界の120カ国で、ワクチンによる
予防接種が普及しており無料接種の国が一般的。
やっと、日本でも厚生労働省からワクチンに対する
認可が下りた段階で、11月21日からワクチン
接種が始まったが、費用が3万円ほど掛る。
医療制度の後進性が叫ばれているが、ワクチンに
関する限りは後進国そのものだ。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。