エッフェル塔の見える通り 油絵
ヒマラヤ山中の国、ブータンで80年ほど前に
発見されていた幻の蝶を、日本人研究者が
2週間を掛けた山中行で生息地にたどり着き
再会を果たしたニュースが伝えられている。
画像で見る「ブータンシボリアゲハ」は、体長が
12cmほどの大型のアゲハ蝶で、黒字に淡い
筋が入り、羽根の裾によく目立つ紅い紋模様が
あり、優雅を備えた美しい蝶だ。
外部から訪れる人もない隔絶した僻地の森に
王国を築いて世代を重ねているのだ。
環境が気に入り、生活が安定して永住、という
タイプも在れば、アサギマダラのように春先に
南西諸島辺りから北上し、時には北海道まで
飛行して、夏の終わりに南下する旅する蝶も。
8月に函館で放されて、2ヶ月間に1200Kmを
飛行して、下関市で確認されたニュースがあった。
北米に生息するオオカバマダラは、4,4世代を
重ねて北上し、8月頃に北米中部で羽化した
世代の蝶が南下して、何百万羽にもなる集団で
越冬する蝶で、1年間の飛行距離は3000Km
から5000Kmにも及ぶ大旅行家だが、世代が
変わっても戻る場所を、止まる木を知る能力を
備えているとは驚きだ。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
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