舞台の踊り子 油絵
日本人は、毎年250億本の割箸を使っているとされ、
一人当たり年間200膳の計算になっている。
割箸に使用される木材量で家が何戸建てられるとか
自然破壊につながっているとかの論議がよく出てくる。
元来、日本では普通の食堂では塗り箸が備えられており、
使用後は洗って使い回すのが一般的であった。
割箸は、杉などの原木から柱などを製材した端材から
小割して造られており、原木を丸々箸に加工するような
あり得なかったし、下地板などと用途を共有していた。
外食機会が増え、衛生観念なども絡んで、中国からの
箸の輸入が急増し、国内で使用される割箸の95%ほどを
占めるまでになっている。
当初は、中国で使用する材料は、植林されたポプラの
仲間のアスペンや楊などが主流であったのが、量が
増えると共に、高級な箸材として白松や樺などの原木が
使用されるようになっていった。
中国国内の経済発展が簡便さを備えた割箸使用に
拍車をかけ、現在では、中国国内では450億膳もの
非常な使用量となっている。
毎年2500万本もの成木(原木)が割箸に加工されている
現状に対して、政府は、箸の使い捨てを減らし
割箸の使用量を制限するように通達を出している。
日本人も割箸の使用を通じて、中国の自然を破壊し
大洪水発生に加担していることを認識すべきだ。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
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