アイリス 油絵
電力の供給能力の約半分を原発で賄って来た
関西電力は、平成23年1月、高浜原発3号機が
定期検査に備えて運転を停止し、全11基が
止まってしまう異常事態となる。
国の予測ではこの時期の需要量に対して供給
能力が12%不足するとされていた。
関西電力が10月末に正式に公表した数字では
10%の節電を要請するとなっている。
電力9社の今冬の電力需給の見通しで、関電は
2月に9.5%の供給不足だ。
水力や火力など、予備として備えていた発電
能力を総動員した上での裸の実力の数字と
すれば、10%プラス2%程度の予備能力を
見込んだ数字でないと危険だろう。
9.5%不足分に対して10%節電要請には当然
開示されていない裏が存在することになる。
テストの回答が採点できないとして突き返され、
隠し玉となる発電余力を備えていないとなれば
後は、隣近所の「お助け」に頼らざるを得ない。
幸い、1~3月は東電管内は概ね4%超の余力が
あるので、中部電力や北陸電力、中国電力の
余力、6%余にすがることになるのだろう。
だが、来年の夏は降伏では済まず、自爆となる。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
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