梅の名所である青梅市から梅の木が消える。
２００９年に青梅市の梅林で見つかったウメや
モモ、スモモなどの伝染病であるプラムポックス
ウィルスの感染拡大阻止に備えて観梅期が
終る４月を待ってすべての木を伐採する。
ウィルスに感染すると、葉に斑点が現れ、実も
斑点が出たり変形し、成熟せずに落果して収穫
量が激減する。
アブラムシや昆虫によりウィルスが媒介されるが
感染防止に備える予防薬などが未開発である
ため、早期伐採による封じ込めしかない。
農林水産省は、防除区域や周辺地域からの
生木や苗木の持出を禁止している。
だが、既に全国の１０都府県に拡大している。
大阪府富田林市や兵庫県でも感染区域が見つ
かっており、観梅の名所だけでなく、梅栽培の
農家はウィルスの侵入に備えた防御に努めて
いるが、防除策がないため戦々恐々の日々だ。
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