最近、散歩をさせているペット犬に、見た目でも
太り過ぎであるのが判る例が多くなった。
軽々しく、躍動的に歩いているペットには殆んど
出会わないと言えるほどだ。
丸々と太ったダックスフンドが、お腹を路面に
擦り付けるようにして歩いているのを見ると
足が大丈夫かなと思い、夏の暑い時にはお腹を
火傷しないかなと心配もする。
玄関脇に鎖で繋がれた番犬が減り、お座敷犬に
取って代わられるに従い、ペット犬にもご主人様と
同様にメタボの兆候が多く見られるようになった。
獣医を訪れる患者も、生活習慣病による症状の
診断が増えて来ており、東京の日本獣医生命
科学大学の研究グループでは、このほどペット
用のメタボ基準を作成し、2016年秋をめどに
東京を中心に活用する予定だ。
ペット犬のメタボ診断には、先ず見た目での
肥満判定に加えて、血液検査で血糖値と中性
脂肪のいずれかが基準値を超えており、更に
身体に免疫力が備わっているかどうかで判定。
免疫力は、アディポネクチンと呼ばれる物質の
数値が、内臓に脂肪がたまると低くなるので
この数値で内臓脂肪の蓄積を判定する。
犬康保険が使えないので、ペット犬の生活習慣
病治療には、ご主人様より出費がかさむので
早期診断、早期治療が大切と説いている。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?