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2016年1月2日土曜日

富士山の噴火は在るのか。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
芙 蓉



富士山は日本一の山。日本一の山に相応しい

威容を備えて冠雪を戴き今日も聳え立っている。

NHKの番組で単独峰として孤高な姿になった

歴史を紹介していたが、奇跡ともいうべき噴火に

よって山容が整えられた歴史があるそうだ。

2000年ほど前に古富士山が北西側からの噴火に

よる新しい山が形成される過程で山体崩壊し

その上を新富士が噴火を重ねて綺麗なコニーデ

型の火山になったそうだ。

この富士山が1707年の宝永噴火以来となる再

噴火をするのではないかと懸念された2011年

3月の東北地震以来4年半余たった。

宝永地震(M8.6)発生の49日後に富士山が噴火

江戸の町にも大きな被害が及んだ。

先の大地震後には、富士山直下を震源とする

静岡県東部地震(3月15日、M6.4)や火山性地震の

観測が報告されて、噴火に対する備えも呼び

掛けられていた。

専門家の話では、2000年と2007年にも噴火の

兆候が観測されて非常観測態勢がとられていた。

富士山直下の約20Kmの場所にマグマだまりが

あり、このマグマが動くと低周波地震が発生する。

マグマの形状については、どろっとした液体状説と

ぐにやっとした柔らかな餅状の説とあるが、実体は

いまだはっきりとは判らないと言う。

2015年8月15日朝から桜島で火山性地震が続き

火山噴火の兆候が在るとして噴火警戒レベルを

3(入山規制)から、レベル4(避難準備)に引上げ

火口から3Kmの範囲内の住民が緊急避難した。

だがその後、沈静化し、避難準備は解除された。

専門用語では「噴火未遂(failed eruption)」と言う。

噴火に結びつく一連の工程が途中で止まって

しまって、噴火に失敗したと言う表現が面白い。

在っては困る富士山の噴火、予報は難しい。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし  

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