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2016年1月15日金曜日

酒が強いベスト3は、秋田、岩手、鹿児島県人

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
百日草



忘年会から新年会と酒漬けのひが続いた人も 多かっただろうが、先天的に酒に弱い人にとっては 地獄の年末年始となる人も。 この酒・アルコールに対する耐性はわずか1個の アミノ酸の配列の違いが左右することが判った。 アルコールは、アルコール脱水素酵素(ALDH)に よって有害なアセトアルデヒド(CH3CHO)になり、 アセトアルデヒドは、アセトアルデヒド分解酵素 (ADH)によって無害な酢酸(CH3COOH)に分解される。 ALDHという酵素には、ALDH1とALDH2がある。 アセトアルデヒドを主に分解するのはALDH2。 従って、ALDH2の働きが強い人は、アセトアルデ ヒドを分解する速度が速いので、アルコールへの 高い耐性を備えている、つまり酒が強い。 反対に、ALDH2の働きが弱い人はアルコールへの 耐性が低いので酒が弱い人となる。 ALDHという酵素は、20種類あるアミノ酸が繋がった タンパク質で、どのような配列になるかを決めて いるのは、各個人が備えている遺伝子。 ALDH2は534個のアミノ酸からできており、ALDH2の 504番目のアミノ酸はグルタミン酸になっている。 だが、ALDH2の働きが弱い人、即ち酒が弱い人は、 ALDH2の504番目のアミノ酸がリジンになっている。 即ち、ALDH2の504番目のアミノ酸がグルタミン酸に なっている人は酒が強く、リジンの人は酒が弱い。 酒が強いのはALDH2活性型、が弱いのはALDH2 低活性型とも呼ばれ、欧米人は体格や肝臓が 相対的に大きく、酒に強いALDH2活性型が多い。 一方、日本人のおよそ半数は、体格や肝臓の ハンディがあって、ALDH2低活性型だ。 筑波大学の研究グループの報告では、日本人でも ALDH2活性型に地域差があり、秋田、岩手、及び 鹿児島県が酒が強いベスト3。 また、酒が弱いベスト3は、三重、愛知、石川県。 504番目を決める遺伝子は、親から遺伝したものだ。 備えよ常に! 備えあれば憂いなし  

 健康と安心のメタボへの備えは?










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