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2016年1月7日木曜日

韓国の家計負債 破綻回避は困難

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
冬  桜



韓国政府は景気回復に備え、2013年8月に総負債

償還比率(DTI)と担保認定比率(LTV)を緩和し、

その年9月に国土交通部は不動産活性化対策を、

また、韓国銀行の度重なる基準金利引き下げで

借金でかき集められた資金が不動産市場に

流れ込んでバブルを引起した。

15年末になっても、各世帯の借金の増加が続き、

韓国銀行(中央銀行)によると、同国の地場銀行が

世帯向けに貸し付けた融資残高は15年10月末に

624兆8000億ウォン(約66兆4160億円)となり、

前月比で9兆ウォン増と過去最大の増加幅に。

住宅ローンも前月比7兆ウォン増と急速に膨らみ、

ローンの融資残高は累計で465兆1000億ウォンに。

不動産バブルの影響で、家賃が高騰し、15年4月

現在、可処分所得が前年度同月日3・4%上昇したが

家賃と教育費の上昇で相殺されて、生活は窮屈に。

韓国の住宅ローンでは大半が利払いのみで借りて

いるため、金利上昇や元金返済となればたちまち

家計は破綻するが今や回避は困難に。

韓国銀行の資料では、2015年6月末で家計の「可

処分所得対比借金比率」は166・9%で、経済協力

開発機構(OECD)加盟国30ヶ国中で最高の水準だ。

家計負債はその後も雪だるまのように増え続け、

2015年末には家計負債規模が1200兆ウォン(約

126兆円)を超える可能性を備えている。

IMFも懸念する韓国の家計負債は膨張を続ける。

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