平昌五輪開幕直前の2月6日に、韓国国内紙が
報じた平昌冬季オリンピック運営関係者から
下痢や嘔吐の症状を呈した41人が見つかり
およそ1200人を隔離したとのニュースが
開会を待つ世界の人々を驚かせた。
また、他紙は同日に86人の感染患者が確認
されたと報じ、また専門家は1ヶ所だけでの
発生ではなく、各所で患者が出ていると指摘。
今回の感染拡大の原因は、地下水に混入して
いる糞便だと公表されており、韓国ならではの
社会的な衛生管理状態がもたらしたものだ。
研究者の話として、嘔吐によって何百万個
ものウイルスが放出され、また糞便1gには
10億個から100億個のウイルスが含まれる。
ウイルスは飛散して空気中を漂い、呼吸や
手指を経由して容易に体内に入り込み、
感染を拡大させる。
ノロウィルスは、付着したままの状態で
2週間も感染力を保持できる。
このため、公共の場でのノロウィルスの感染
防御は非常に困難だと指摘している。
大勢の人が共同で居住する選手村などで
一旦感染者が出ると、パニック状態となる。
選手全員の外出すら制限される事態となる。
昨年12月中旬、乗客乗員5547人が乗船して
いたカリブ海クルーズの豪華客船で、332人が
ノロウィルスに感染したことが報じられた。
2014年1月下旬には、別の会社が運航する
カリブ海クルーズの豪華客船で、乗客3050
人中約600人がノロウィルに感染する惨状を
呈して、ノロウィルスの怖さを知らしめた。
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