中國は古来、洪水との戦いの歴史だったが
習近平の肝いりで始められたのが主要都市の
スポンジ化。
スポンジ都市とは、都市の排水機能の整備と
共に、屋上の緑化や舗装道路の透水化、
大規模な地下貯水槽建造など、大雨による
内水氾濫水を、スポンジのように吸収し、
洪水を防止しようとする政策。
北京市を始め、重慶市、天津市など数十都市を
スポンジ化する政策を進めていた。
2021年7月に発生した河南洪水ではスポンジ化
宣言をした鄭州市が、宣言直後の豪雨で大
規模な水害を被り、地下鉄の車両が水没して
死者が出るなど、大きな被害を出している。
北京郊外にある主要空港である大興国際空港は
スイミングプールの約1300個分に相当する
大型貯水槽や排水システムなどを備えていたが、
滑走路などが広範囲に冠水。
今回の豪雨では、北京市内も大規模に
冠水し、SNSで川となった道路上を車が
流されている映像が流されるなど、北京市を
中心に河北省や天津市で氾濫被害が集中した。
2012年に北京市で発生した洪水では、200
万人が被害を受け、公式発表だけで37人が
死亡し、およそ7万人が避難したとされる。
市内各所に在るアンダーパスが水没して
交通が大規模にマヒする事態となった。
これを契機に、インフラ整備が叫ばれ、その
一巻としてスポンジ化が進められうことに。
2021年にも内水氾濫などでインフラ整備の
遅れが指摘されたが、今回の広範囲の洪水
でも、インフラ整備の遅れが指摘されている。
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