海洋の表層では、地球の自転により北米大陸の
太平洋沖の海水は西岸に沿って南下して、
貿易風などによりに西進する。
オーストラリア大陸とアジア大陸の間を抜けて、
インド洋東部から南下してきた表層海水と
合流した後、アフリカ大陸の南部を回り
込んで大西洋東部を北上する。
グリーンランド沖に達した表層海水は、
大気などにより冷やされて深海に沈み込む。
沈み込んだ深層の冷たい海水は、大西洋の
南北の米大陸の東岸に沿って南下して、
南極大陸に達する。
南極大陸に到達した深層海水は、南米大陸の
南端とドレーク海峡を挟ん向き合う南極大陸の
南極半島の東部のヴェッテル海で沈み込んで
くる冷たい海水と共に深層海流となる。
南極海では、極度の寒さのため、海水も
凍るが、海水は凍るときには真水成分だけで
凍るため、塩分が濃縮された密度が高い
多くの海水が沈み込み[南極底層水]となる。
深層海流は、東へ進み南太平洋から北上する。
深層の海水は、表層の温かい水と徐々に
混ざり合い、軽くなって太平洋北部で上昇する。
上昇した海水は、表層海流となって北米大陸
西岸に沿って南下して海洋の大循環が形成される。
まるで、ベルトコンベアーのように、海洋の
表層と下層を移動しているのだ。
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