氷河の研究者の報告では、世界の氷河は
危機的状況にあり、たとえ地球の気温上昇が
直ちに止まったとしても、総量の約40%が
すでに消失の危機にあるとしている。
そして、氷河の消滅で世界の海面上昇は
113ミリに達する可能性を指摘している。
氷河の溶解や崩落による洪水や土石流による
災害も避けられない。
2021年2月7日に、インドのガンジス川上流部に
あるヒマラヤ山脈の約7800mの高峰ナンダ
デビの標高約2000m氷河の一部が崩落した。
この影響で発生した土石流で、ウッタラ
カンド州の渓谷沿いに大洪水が発生。
事故後のインド当局の報告では、少なくとも
14人の死亡が確認され、150人が行方不明に。
警察は50人以上が死亡した可能性があるとした。
行方不明者の大半は、洪水で押し流された
2つの発電所の作業員だとされた。
氷河が流れ下ってくる際に、両側面や底の
岩石削って下流に押し出してくる。
この後に、温暖化で氷河が後退した後に
岩石が積み上がって堆積し、積み上がった
土手が残さたてモレーンが形成される。
このモレーンの内側に水が溜まり、氷河湖が
形成される。
ヒマラヤ山系などには、数多くの氷河湖が
形成されており、この氷河湖の決壊による
洪水被害が後を絶たない。
英国の大学の研究チームの報告では、これらの
氷河湖から下流50Km以内で、かつ、決壊時に
洪水が流れる経路から1Km以内に住んでいる
被害を受ける可能性がある人が、世界で
約1500万人いる推定している。
半数以上がインド、パキスタン、ペルー、
中国の4カ国に集中しており、インドで300万人、
パキスタンで約200万人と2ヶ国で世界全体の
3分の1を占め、ペルー、中国を加えると
過半数を占めているという。
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