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2012年1月6日金曜日

12月30日がなかった国

マダガスカルの入り日   油絵






南太平洋に浮かぶ国、サモアは観光国としても

風光の明媚さを備えている人気の島だ。

世界の日付けが変わる日付変更線の東側の

標準時間を採用しているために、ハワイと同様

サモアの主要な経済や日常生活の結び付きが

強いオーストラリアやニュージランドとは、日本と

同様に1日のずれが存在していた。

この不便さを解消し、経済活動などの円滑さに

備えて、2011年12月30日に日付変更線の

西側の標準時に移ることにした。

12月30日を31日とし、日付けを1日早めたのだ。

このため、サモアでは2011年12月30日は

無かったことになった。

日付変更線の西側の国々との経済活動などには

大きな利便性を備えることになったが、世界で

最も日付けが変わるのが遅い国の売りが無くなり

観光にはマイナスだとの声も出ているらしい。

誕生日だった子供にはちょっぴり不満だったかも。

 
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