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2012年1月23日月曜日

本当に寒い「大寒」


キスゲと青い山脈  油絵








1月21日は、二十四節気の「大寒」だった。

今冬の「寒」の時期は、本当に寒さを感じた。

東京にも初雪、関東地方に積雪が見られ通勤の

人たちの姿も、寒さと雪に備えて重武装。

北海道では平成18年豪雪を上回る大雪に。

各所で2mを超える積雪が報告されているが

気象庁は2月上旬にかけて次の寒気団が南下

するため大雪になる恐れがあるとして、「異常

天候早期警戒情報」を出して、寒さや積雪に

備えるように注意を促している。

日本列島を襲う寒気の原因は、昨年からの

ラニーニャ現象によるものだ。

太平洋上の赤道に沿って南米側でペルー沖から

西方向へ吹く風で海水温が下がり、逆にアジア

側では海水温が上がる現象。

このラニーニャが起こると、アジア側の海水の

蒸発が活発になって大気の対流が激しくなる。

この影響で偏西風が日本列島付近では蛇行し

南下するため、北極上の寒気団が南下する。

赤道上の海水温の変化が日本列島を冷凍庫に

する地球の気象の仕組みに驚かされる。

 
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