恐竜化石の郷、福井県勝山市で今度は、世界
最古となる鳥類の卵の化石が発見された。
勝山市にある１億２０００万年前の地層から
見つかっていた卵の化石を電子顕微鏡などで
詳しく調べた結果、鳥類の卵の化石だと判明した。
卵の殻は厚さ０．４ミリ、大きさは最大で３ミリ程の
小さなものだが鳥類と同じ三層構造を備えていて、
多くが２層構造になっている恐竜やは虫類の卵の
殻と構造が異なっていることから１億２０００万年
前の鳥類の卵の化石と判断された。
また、北海道むかわ町では白亜紀末（７２００万
年前）の地層から、草食恐竜の右脚の化石が
完全な形状を備えた状態で見つかり、全身の
骨格が見つかる可能性があると期待されている。
更に、北米大陸では６６００万年前の白亜紀末に
生息していた新種の恐竜の化石が発見された。
体長約３・５ｍ、体重約２３０Ｋｇで前足には大きく
鉤型の爪があり、歯のない嘴、頭には円盤状の
鶏冠、長くて硬い尾を備えて全身が羽毛で覆われ
ダチョウのような体つきだったと推定されている。
恐ろしげな風貌から「地獄から来た鶏」と命名。
地球上を支配した恐竜たちも６５００万年前頃に
絶滅し、今では化石で全体像を知るしかない。
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