2015年度の中国の総人口は13億7462万人で
うち男性7億414万人、女性が6億7048万人だった。
男性が女性より3366万人も多く、一人っ子政策が
産み出した大きな弊害の一つだ。
人口減、特に16歳から59歳までの労働生産人口の
減少に備えて2014年1月から「単独二孩」政策を
各省で相次いで実施し始めた。
夫婦のどちらかが一人っ子であれば、2人目の
出産を認める制度。
当局はこの政策の導入で2015年に1700万人~
1800万人の新生児が期待できるとした。
だが、新生児数は1655万人に止まり、2014年の
新生児数を32万人下回る前年割れとなった。
更に2016年1月からは、全ての夫婦が2人の子供を
出産できる政策が実施された。
少子高齢化に備えて次々と出産緩和策を導入
するが35年間に及ぶ一人っ子施策の影響は大きく
規制緩和だけでは出産増に結びつかない。
予想外の出産人数の減少理由として、出産適齢
期の女性の数が減少と、出産適齢期の女性の
出産願望(意欲)が低下していることを挙げている。
規制が緩和されたとしても、事前申請が必要で
あり、申請者の大半は子供の面倒を見てくれる
祖父母がいる家庭だという。
加えて、高騰する住宅費や教育費の壁がある。
更に、両親と祖父母の過保護で育った「小皇帝」の
”赤ちゃんを産むなら死んでやる”と叫んで立ち
塞がる存在がネックだと言う。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
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