2015年末に文部科学省は5年ぶりに食材の栄養
成分をまとめた「日本食品標準成分表」を改訂した。
この中で乾燥ヒジキが備える鉄分が100g当り
55mgだったが、改訂で6・2mgと1/9に減った。
理由は、昔は原材料を鉄釜で蒸していたのを
ステンレス釜で蒸すのが一般化し、鉄分含有量が
大幅に減ったのが原因だと言う。
ヒジキやコンブはヨード成分を多く備えている
ことでも欠かせない食材だ。
ヨード成分の摂取が不足すれば太り出す傾向が
強くなり、甲状腺機能低下を起こせば肥満になる。
甲状腺機能は甲状腺ホルモン(T3、T4)の分泌で
脳下垂体の前葉から分泌される命令ホルモン
(TSH)が甲状腺ホルモンの分泌を支配する。
T3、T4ホルモンはヨードが結合して構成されて
おり、ヨードの摂取が不足すれば機能が低下する。
甲状腺機能低下はバセドー病や橋本病を発症
する原因となる。
タンパク質ダイエットなどで大豆を主成分とする
食事内容に偏ると肥満体になる危険が高まる。
理由は、大豆にはヨード成分の吸収を阻害する
働きを備えているからだ。
煮豆にコンブ、は先人の知恵。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?
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