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2016年2月26日金曜日

甲状腺機能低下でヨード吸収が減り肥満に

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
蝋 梅



2015年末に文部科学省は5年ぶりに食材の栄養

成分をまとめた「日本食品標準成分表」を改訂した。

この中で乾燥ヒジキが備える鉄分が100g当り

55mgだったが、改訂で6・2mgと1/9に減った。

理由は、昔は原材料を鉄釜で蒸していたのを

ステンレス釜で蒸すのが一般化し、鉄分含有量が

大幅に減ったのが原因だと言う。

ヒジキやコンブはヨード成分を多く備えている

ことでも欠かせない食材だ。

ヨード成分の摂取が不足すれば太り出す傾向が

強くなり、甲状腺機能低下を起こせば肥満になる。

甲状腺機能は甲状腺ホルモン(T3、T4)の分泌で

脳下垂体の前葉から分泌される命令ホルモン

(TSH)が甲状腺ホルモンの分泌を支配する。

T3、T4ホルモンはヨードが結合して構成されて

おり、ヨードの摂取が不足すれば機能が低下する。

甲状腺機能低下はバセドー病や橋本病を発症

する原因となる。

タンパク質ダイエットなどで大豆を主成分とする

食事内容に偏ると肥満体になる危険が高まる。

理由は、大豆にはヨード成分の吸収を阻害する

働きを備えているからだ。

煮豆にコンブ、は先人の知恵。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし  

 健康と安心のメタボへの備えは?










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