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2016年2月4日木曜日

ジカ熱感染で「小頭症」の関連性指摘

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
冬 桜



ジカ熱は「ジカウイルス」を持つ主に熱帯や亜熱帯に

生息する「ネッタイシマカ」や、日本にも生息する

「ヒトスジシマカ」蚊に刺されることで発症する

ウイルス性の感染症

感染すると3日から12日間ほどの潜伏期間の後、

発熱や頭痛、それに関節痛などの症状を引起す。

ワクチンや特効薬はなく、対症療法が中心となるが、

同じように蚊がウイルスを媒介とする「デング熱」と

比べ比較的症状は軽く、通常は1週間程で回復する。

また感染しても実際に発症する人は4人に1人程度。

2015年5月以降にブラジルで感染が確認されて

以降、中南米を中心に24の国や地域に広がり、

流行地を訪れた人たちが帰国後にジカ熱を発症

するケースが報告されている。

日本国内では2013年に、ジカ熱が流行していた

フランス領ポリネシアから帰国者が発症するなど

過去に渡航歴のある3人がジカ熱と診断された。

専門家は仮に流行地で感染した人が帰国しても、

冬季は国内で蚊は活動していないため感染が

広がる可能性は低いと指摘している。

ブラジルでは、ジカ熱の流行時期に「小頭症」の

子どもが相次いで報告され、関連が指摘されいる。

「小頭症」は脳の発達が遅れることで知的障害

などを引き起こす病気。

ブラジルではジカ熱の流行前に報告された小頭症

患者が2013年は167人、2014年は147人など、

過去5年間は100人台であったのが、2015年10月

以降、3ヶ月間に4000人以上が報告されている。

ブラジルの保健当局によれば、「小頭症」になる

最も大きなリスクとして妊娠初期のウイルス感染

挙げられており、WHOは妊婦の感染地への渡航を

控えるように勧告を出すと共に、2月1日に緊急

委員会を開催し、「国際的に懸念される公衆衛生

上の緊急事態」を宣言した。

12人の各分野の専門家で構成される委員会は

過去に、2009年の豚インフルエンザや2014年の

ポリオやエボラ出血熱の感染が拡大した際にも

緊急事態宣言を出している。

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