世界保健機関(WTO)が2014年に発表した
｢世界のガンレポート｣によると、中国の
ガン発病率は世界一で、死亡率が高いのは
肺ガンと報告している。
また、最近中国国立ガンセンターが発表
した都市住民のガンに関するレポートに
よると、都市住民が一生でガンを患う
確率は35％であり、毎日1万人がガンと
診断されているという。
中国では40歳後にガンの発病率が急速に
上がり、部位別では肺ガンが発病率･死亡
率ともに最も高く、最近では甲状腺ガンの
発病率が急速に上がってきているという。
中国国内での環境汚染の度合いは劣悪で
工場排出ガスや自動車の排ガスに含まれる
毒性を備えた窒素酸化物やPM2･5、10％を
超える農地の重金属類による土壌汚染。
空気と共に深刻なのが水質汚染だ。
2017年2月に中国環境保護部が発表した
全国の水資源に関する調査レポートでは、
24省98ヶ所で、飲用の基準を超える安全
ではない水質だったという。
2015年の環境保護部のレポートでは、
国内の約3分の2の地下水、約3分の1の
河川･湖は｢人が利用するには適さない｣
水質で、大量の農薬や工業廃棄物による
重金属類や廃水で汚染しているとする。
2016年の中国水利が部発表した地下水動態
月報によると、国内2013の地域の地下水の
8割は、飲用や入浴に適さない深刻な汚染
レベルであることを明らかにしている。
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