4月上旬、中国政府は北京市を含む全国の
主要46都市に対して、生活ごみの完全
回収に備えて2020年までに一般家庭から
出る生活ごみを強制的に分別させる。
世界銀行の報告では、現在、中国国内で
1日当たり140万トンのごみが排出される。
この膨大なごみの処理に対して、政府は
2020年までに40%のごみ焼却目標を
立てているが、最も進んだ焼却設備を
備えた北京市でも焼却率は42%だ。
北京市の住民2200万人が年間排出する
ごみの量は870万トンとされ、1人当たり
焼却できないごみの大半は埋め立てに
回されるが、不法投棄されたごみの山が
北京市を始め都市の周りを城壁のように
取り囲んでおり、悪臭や病原菌、更に
毒性を備えた滲出した汚水が周辺土壌や
河川などを汚染している。
北京市は、現在のごみ分別指導員2万人を
5万人に増員して、分別の徹底化を図る。
政府は、現在の都市人口比率約52%を
60%に引き上げる目標を立て積極的に
農村の人口を都市へ誘導するという。
だが、増加し続ける都市ごみの量に処理
能力が追い付かないのが現状だ。
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