植物蛋白源として人気のある豆腐だが、
豆乳を絞った後に残るオカラの処分が問題。
豆腐も潤沢に手に入らない貴重な食材で
あった時代には、オカラも食材として様々に
工夫を凝らして利用されていたが、原料の
大豆が大量に輸入される時代になって、
オカラは食材としての人気も出ず厄介者に。
豆腐製造では使用される乾燥大豆の量の
1・35倍にもなり、メーカーが大規模化するに
従いオカラの処分が問題化して、現在は
1999年に「おから裁判」で、最高裁判所は
オカラは産業廃棄物であると判定を下した。
一方、豆腐製造を自営業として営んでいる
小規模事業者から排出される場合、一般
廃棄物扱いになる。
大豆が備えている栄養素が、抽出された豆乳
に含まれるタンパク質や脂質の割合は、8割
程度なので、オカラにはかなりの栄養成分が
残っており、オカラ中の炭水化物の多くは
食物繊維である。
糖質オフやカロリーオフが人気を呼ぶ時代と
なって、低カロリーで植物繊維を豊富に
最近では、パンやケーキ類を初め、様々な
分野で食材として利用されるようになった。
厄介者だったオカラは、今では日本乾燥
おから協会まで誕生し、協会は16年度の
食用乾燥おから生産量は1158トンと前年度
より27%増え、今後も増加が続きそうだ。
大手豆腐製造会社も、乾燥オカラの生産
拡大に向け、1000トンクラスの生産能力を
備えた設備投資を行う企業も出て来ている。
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