食物アレルギーの臨床研究に参加した子供が、
一時、心肺停止になるなどの重いアレルギー
症状が出たことが明らかになったことから、
日本小児アレルギー学会が緊急に行い、11月
19日、学会のシンポジウムで結果を公表した。
調査は食物アレルギーの診療を行っている
全国344の医療機関を対象に行い、83%に
当る287の施設から回答を得た。
その結果、食物アレルギーの子供が自力での
呼吸が困難になるなどの重い症状が出た
事例はこれまでに18件あった。
内訳では、アレルギーの原因となる食べ物を
間違って口にした「誤食」が8人と最多で、
この中の2人は記憶障害などの後遺症が出た。
治療や検査に関連して起きた事例についての
調査では、食べ物を口にしてアレルギーの
診断を行う検査では5人、アレルギーの原因と
なる食べ物を少しずつ食べる「経口免疫療法」
治療では4人が重い症状が出たことが判明。
アレルギーの治療や検査の中でも重篤性を
備えた事例が初めて確認できたので、今後の
安全性を高める対応を調べ、医療機関同士の
情報共有の促進に役立てる方針。
また、最多原因となった「誤食」について、
外食や宿泊先での食事や学校・保育所など
での給食で誤食が発生していることから、
外食産業や給食業務に携わる人達の知識の
向上や啓蒙のほか、患者自身が緊急時に
備えて治療薬の常時携帯が必要としている。
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