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2018年4月17日火曜日

吉野山のサクラも危機に瀕している

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
河 津 桜



今年のソメイヨシノの開花は、関西地方、

特に大阪府や和歌山県、奈良県でも観測史上

最も早い開花となり、花見のタイミングも

狂ってしまって、ゆっくり楽しめなかった。

今では、八重桜の季節に移り、関山が満開だ。

奈良公園では、御衣黄も先始め、ナラノヤエ

ザクラの蕾も膨らみ始め、こちらも例年より

1週間ほど早まりそうだ。

桜の名所、吉野山のサクラも、例年なら下

千本から中千本、更に上千本から奥千本へと

順番に山裾から開花前線が山を登って行く

特色を備えているのが、今年は下から上の

辺りまで一気に咲いてしまった。

約1300年前に、修験道の開祖である役行者

(えんのぎょうじゃ)が金峯山寺(きんぷせんじ)の

本尊蔵王権現(ざおうごんげん)を山桜の木で

彫ったことで、桜の木は御神木として崇めらた。

修験者や参詣者が、桜の苗木を奉納し、山に

植えることが戦国時代には盛んになり、今の

花の山の原型が形作られたとされる。

全山で3万本以上もあるとされるサクラの

大半はシロヤマザクラが占めている。

だが、吉野山のサクラに危機が迫っている。

観光客が捨てるゴミなどが原因で、ナラタケや

ナラタケモドキなどの「ナラタケ属菌」が繁殖

桜の木をむしばみ、枯死が相次ぐ事態に。

地元では、保存に備えた活動を進めるが、

対策が追い付かない状況だとされる。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし  

 健康と安心のメタボへの備えは?










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