焼却場でのゴミの焼却だけでなく、野焼き
などが行われると必ず問題にされるのが毒性を
備えているとされるダイオキシンの発生。
ダイオキシンは200種類以上の少しずつ構造の
異なる一群の化学物質の総称であり、特に
毒性の高いものを対象にして毒性が議論される。
我々の、通常の生活環境でもダイオキシンは
存在しており、この通常の環境の汚染レベルの、
数十万倍の量を摂取した場合には、急性毒性を
指して青酸カリよりも毒性が強く、人工物質と
しては最も強い 毒性を持つ物質だとされる。
通常の環境汚染レベルでは、ガンを発症する
リスクはないが、動物実験ではダイオ キシン
類自体が直接遺伝子に作用して発ガンを引き
起こすのではなく、他の発ガン物質による
ガン化を促進させる働きを備えているとされる。
2000年には、ダイオキシン類は大気汚染防止
法の指定物質として排出基準値が定められた。
これを受けて、ゴミの焼却施設からのダイオキ
シン類の排出量は年々少なくなり、改善が
進んでいる。
だが、ダイオキシン類の完全除去の難しさは、
最近の研究でごみ焼却のプロセスで、煤塵を
含む排ガスが冷やされる過程で、ガスに含ま
れる「飛灰」と呼ばれる煤塵がダイオキシンを
再合成することが明らかになった。
800℃超の高温では、発生を抑えても、冷却
過程の300~400℃で再合成が最も盛んに
なることが突き止められている。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?
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