国は、これまで在庫増や価格下落防止に備えて
毎年生産されるコメの量を調整するために
「減反政策」を実施し、国が直接関与することで
コメの生産量と価格の維持をしてきた。
米国をはじめとするコメの市場開放圧力の
強まりもあり、農家の競争力強化に備えて
減反政策は2018年に廃止されることになった。
だが、コメの生産継続を希望する農家は依然と
して多く、国としてはいきなり関与を中止する
ことができないので、農家の生活保障に備えて
一定の需要がある家畜の「飼料用米」生産を促し、
価格差の補填のために補助金を出すことにした。
飼料米の価格は1Kg20円、10Kgでは200円と
業務米の10分の1ほど。
この価格では、飼料米を生産する農家は出て
来ないが、この差額を埋める程度の補助金が、
国から支給されるため、買い叩かれて収入が
不安定な業務米を作らずに、収入が安定する
飼料米の作付けに走った農家が多かったのだ。
一方で、高価格で売れるブランド米生産へ
傾斜する勢いも増しており、二極化に拍車が
かかっており、業務米不足が問題になりそうだ。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?
0 件のコメント:
コメントを投稿