細菌やウイルスなどの病原体によって引起こ
される疾病を感染症よぶが、近年、こうした
感染症発症の原因となっている細菌に、薬剤が
効かない耐性を備えた耐性菌が増えている。
ヒトの疾病の治療だけでなく、畜産や養鶏、
養魚、更には蔬菜や果樹などに多くの抗生
物質や抗菌薬が用いられて、耐性を備えた
細菌が増加し、ヒトの疾病治療の大きな障害に。
2016年9月には、インドで感染症に感染後に
帰国から米国に帰国した70代の女性から検出
された耐性菌は、米国で利用可能な26種類の
全ての抗生物質に耐性を持っていた。
抗生物質大国の中国では、香港や浙江省の
大学の研究者らは、5人の患者が手術後に
肺炎を発症し、全ての患者が抗菌剤の利かない
同じ新型スーパー耐性菌に感染いていたことを
確認している。
細菌を、殺す方法には現在、細胞の核酸の
合成を強制的に阻害させる方法、 細胞壁を
合成するのを阻害する方法のほか、細胞膜を
直接傷付けて破壊する方法の3通りがある。
この中で、最強の手段が細菌を破壊する
薬剤で、その中で抗菌薬の最後の切り札として
使用されるのが、カルバペネム系抗菌薬だ。
年々、薬剤に対して強い耐性を備える耐性菌が
増加して来ており、現状のままだと近い将来、
耐性菌による死者が、1000万人に達するという。
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