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2018年7月30日月曜日

世界の食品ロスは年間13億トン

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
ユ リ



日本国内の年間食品ロスは、総務省の推計では

約621万トンに達したと報告されている。

そのうちの45・4%が家庭から出されている。

政府は、家庭から出る「食品ロス」の量の削減に

備えて2030年度までに2000年度と比べ半減

させる目標を初めて設定した。

一方、全世界で年間廃棄される食品ロスの量は

13億トンとされる。

仮に、全世界の人口が72億人で、日本の人口が

1・2億人とすれば全世界の60分の1。

13億トンの60分の1は約2170万トンとなり、

世界の平均の3分の1以下の量。

世界では、8人に1人が飢えに苦しんでいると

されるから約9億人。

日本人だ出す食品ロス量は、相対的に比較

すれば少なく、食料の豊かな生産国や消費国で

非常に高い比率で食品ロスが発生しており、

カロリーベースで食料自給率が3割未満の

日本人は、世界から見れば食べ物を大切にする

習慣を備えている民族だと言えそうだ。

だが、農業国であるフランスでは、2016年2月に

「食品廃棄禁止法」が法律が施行され、スーパー

などは売れ残りや賞味期限切れ食品の廃棄を

禁止し、廃棄量に合わせて罰金が徴収される

厳格な法規制があり、余った食品は貧困層へ

届ける団体への寄付が義務づけられている。

欧米では、余剰食品の再利用が民間でシス

テム化されている地域が多いが、日本では

企業の施設への寄付が一般的なレベルだ。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし  

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