日本国内の年間食品ロスは、総務省の推計では
約621万トンに達したと報告されている。
そのうちの45・4%が家庭から出されている。
政府は、家庭から出る「食品ロス」の量の削減に
備えて2030年度までに2000年度と比べ半減
させる目標を初めて設定した。
一方、全世界で年間廃棄される食品ロスの量は
13億トンとされる。
仮に、全世界の人口が72億人で、日本の人口が
1・2億人とすれば全世界の60分の1。
13億トンの60分の1は約2170万トンとなり、
世界の平均の3分の1以下の量。
世界では、8人に1人が飢えに苦しんでいると
されるから約9億人。
日本人だ出す食品ロス量は、相対的に比較
すれば少なく、食料の豊かな生産国や消費国で
非常に高い比率で食品ロスが発生しており、
カロリーベースで食料自給率が3割未満の
日本人は、世界から見れば食べ物を大切にする
習慣を備えている民族だと言えそうだ。
だが、農業国であるフランスでは、2016年2月に
「食品廃棄禁止法」が法律が施行され、スーパー
などは売れ残りや賞味期限切れ食品の廃棄を
禁止し、廃棄量に合わせて罰金が徴収される
厳格な法規制があり、余った食品は貧困層へ
届ける団体への寄付が義務づけられている。
欧米では、余剰食品の再利用が民間でシス
テム化されている地域が多いが、日本では
企業の施設への寄付が一般的なレベルだ。
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