全長約6300Kmと世界3位の長さを誇る中国の
母なる川、長江(揚子江)に、2009年、中国は
威信を掛けて16年の歳月を要した三峡ダムを
長江中流域の湖北省宜昌市に完成させた。
総工費は、2000億元(約3兆1000億円)。
洪水抑制・電力供給・水運改善などの目的を
備えた重力式コンクリートダム。
2003年に、水を張る前の本体検査で、ダムの
表面に80カ所以上のひび割れが見つかったほか
2008年の調査でも地盤の変形などが合計5286
ヶ所、ダムの構造物や防水壁にも約1万ヶ所の
亀裂が発見され危険性が指摘された。
こうした欠点の指摘にも関わらず、突貫工事で
修理が行われ、2009年に完工した。
2009年にグーグルアースでダムの専門家が
撮影したダムの基礎部分の写真を2018年に
撮影した写真とを比較した。
その結果、2009年の写真ではダムの基礎部分は
真直ぐな直線になっているが、2018年の写真
では、素人目でも判別できる湾曲ヶ所が数ヶ所
見つかり、ダム決壊の危機の噂が一気に拡散。
万が一に備えて地元の宜昌市の観光会社が
営業を一時停止するなど混乱が出ている。
こうした中、当局は重力式ダムでは、基礎
部分が「数ミリ程度移動することがある」などと
して危険性の噂の打ち消しに必死だという。
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