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2019年9月21日土曜日

ハリケーン「ドリアン」 バハマが壊滅状態に

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
ノウゼンカズラ



2019年8月29日、カリブ海のプエルトリコ

北方でハリケーンが誕生、今年4番目のハリ

ケーンなので「D」で始まる「ドリアン」と命名。

カテゴリー1(風速33~42m/s)の勢力を備え

時速21Kmで北西、フロリダ半島方向に進む。

米海洋大気庁(NOAA)国立ハリケーンセンター

(NHC)は、今後ドリアンは急速に発達して

5段階のうち、2番目に強いカテゴリー4となり

フロリダ州方面に接近する可能性が高いとして

厳戒態勢を要請した。

予測として、8月30日には中心部はドミニカ

共和国の北方洋上、タークス・カイコス諸島の

北方付近から、西北方向バハマ諸島の南東部に

向かうとし、厳戒を要するとした。

31日には、西北西に進路を変え、バハマに

接近し、影響が出ると予測。

9月1日、ドリアンはバハマ北部に上陸。

カテゴリー5(風速70m/s以上)に発達して

中心気圧910hPa、最大風速82m/sの勢力を

維持したまま、時速6~8Kmとペースを落とし、

バハマ付近に24時間以上停滞。

このため、バハマでは壊滅的被害を被った。

空港も、跡かたなく吹飛ばされたとされる。

その後、フロリダ州東部沖に接近し、進路を

北に変え、米南部の東海岸沿いに東北に進む。

5日には、サウスカロライナ州沖、6日には

カテゴリー2に勢力を落として、ノースカロ

ライナ州東部沖に達して沿岸部に沿い北上。

米本土に上陸することはなかったが、沿岸部

では、強風による被害が出た。

バハマを中心に、カリブ海地域にもたらした

損害額は、最大7000億円に達するとされる。

バハマでは、10日現在で倒壊家屋が1万戸を

超え、死者は50人を超えているが、依然

多くの行方不明者の捜査が続く。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし

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